【2006韓国映画期待作10選】⑥『国境の南側』


 『国境の南側』
監督:アン・パンソク、製作:サイダスFNH、主演:チャ・スンウォン、チョ・イジン、シム・ヘジン

 青年ソンホ(チャ・スンウォン)は北朝鮮管弦楽団のホルン演奏者。彼の愛する婚約者ヨンファ(チョ・イジン)はしっかり者の観光ガイド。ところがソンホが家族と一緒に国境を越えて韓国に渡り、やむなく別れになってしまう。必ずヨンファを迎えに来ると心に誓うソンホ。しかし韓国の生活に慣れるのは大変で、1人でチキン屋を経営するたくましい女性キョンジュ(シム・ヘジン)が近づいてくる。

 今やコメディ俳優のイメージを拭ったチャ・スンウォン初の本格純愛映画。苦労のあげく韓国に来たが心さびしいだけの北朝鮮脱出住民たちの現実と、その中に咲き始める恋物語を温かい視線で映し出す。『相棒』『バラと豆もやし』『おばさん』などのヒットドラマを演出したアン・パンソクプロデューサーの映画デビュー作としても期待を集めている。4月封切り予定。

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