【2006韓国映画期待作10選】 ①『美しき野獣』


 2005一年間の韓国映画は大豊作だった。上半期に広まった危機論を一掃、『親切なクムジャさん』『ウェルカム・トゥ・トンマクゴル』『家門の危機』『君は僕の運命』などたくさんのヒット作が下半期にめじろ押しで、有望な新人監督たちの活躍が著しかった。

 おかげで今年一年の韓国映画はシェア50%を軽く越えて幸せな年末を迎えられた。このような好調が来年もずっと続くだろうか。2006年の映画館街を担う韓国映画期待作10作品を紹介しよう。


『美しき野獣』
監督:キム・ソンス、制作:ポップコーンフィルム、主演:クォン・サンウ、ユ・ジテ

 強力班(警察で殺人・強盗などの捜査を担当する部署)の問題児と言われる血の気の多い刑事、チャン・ドヨン(クォン・サンウ)と司法研修院を首席で出たスター検事、オ・ジヌ(ユ・ジテ)。暗黒街のボス、ユ・ガンジンが出所して政界進出を狙うとオ・ジヌは再捜査に取りかかり異母弟を失ったチャン・ドヨンも復讐を誓う。しかしユ・ガンジンは逆に2人を陰謀の渦へ・・・。

 同い年のスター、クォン・サンウとユ・ジテの息が合っていることでも話題を集めた『美しき野獣』は誰も手なずけられなかった荒々しい男たちが魅力のアクション・ノワールだ。時には熱く、時にはクールに男性美をかもし出す2人の俳優の変身ぶりが、この映画への期待を高める最大の理由。新人キム・ソンス監督がメガホンを取り、暗く荒い画面に派手なアクションと緊張感あふれる対決が繰り広げられる。1月13日韓国封切り予定。

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