『春のワルツ』を制作中のユンスカラで、ユン・ソクホプロデューサーが、彼の成功の煽りを受け制作費を大幅カットされた他のドラマ制作者たちの妬みを買っている。
ユンスカラのある関係者によると、『春のワルツ』はドラマ前半部分の撮影のためオーストリアで海外ロケを行うが、制作費の大半を占める航空機や宿泊費用の一切をオーストリア航空や官公庁など現地スポンサーが負担することになったという。
ユン・ソクホプロデューサーが『冬のソナタ』『秋の童話』『夏の香り』など韓流ドラマの代表作で、韓流ブームの始まりともいる3つのドラマを演出したスター韓流プロデューサーであることは現地関係者にもよく知られている。だからこそユンプロデューサーの「四季シリーズ」の最後の作品『春のワルツ』をオーストリアで撮影するという話に、外国ドラマとしては異例ともいる破格のスポンサー支援を即座に約束した。
さらに、列車の中の撮影のために特定時間帯の車中の撮影まで配慮したという。今年放映された某ドラマの場合、海外ロケを行った当時、列車の中のシーンの撮影のために3000万ウォンのレンタル料がかかったことと比べると、破格の待遇だ。
オーストリアがこのように『春のワルツ』を全面支援する大きな理由の一つとして、ドラマが放映されたら日本人観光客が急増するのではという期待もあるという。
ユンスカラ側は、南怡島、撫州リゾートなど、「四季シリーズ」に登場した地域が例外なく観光名所になったことを考えると、オーストリア撮影分が放送されたら、ヨーロッパ観光客で最も多くを占める日本人観光客がたくさん訪れるのではないかという期待から前例のない支援をしたのだろうと推測する。
ロケ地探しの鬼才といわれるユンプロデューサーは、今回のオーストリア撮影でもウイーン、ザルツブルグやインスブルック、ハルシュタットなどの隠れた名所を直接訪れ撮影地を選定、現地官公庁関係者たちがユンプロデューサーの眼目に舌を巻いたという話だ。
ハン・ヒョジュ、ソ・ドヨン、ダニエル・ヘニー、イ・ソヨンらが主演する『春のワルツ』は、来年3月放送予定だが、既に日本、タイ、フィリピンなどアジア6カ国に先行輸出されるなどアジア市場で大きな注目を浴びている。