チャ・スンウォンの初の純愛映画『国境の南側』が切ない悲しみにあふれるティザーポスターを公開した。
『国境の南側』は純朴な北朝鮮の青年が国境を越えて南に定着する中で経験する葛藤や愛を描いた作品。デビュー後初めての本格的な純愛映画に挑戦するチャ・スンウォンは28日公開のポスターで涙の演技の1場面を紹介した。
ポスターのロケ地は実際の国境地帯、臨津江近くの葦原。100mも歩くと北朝鮮領の民間人立ち入り統制区域で住民すらいない危険地帯だ。チャ・スンウォンは7時間近く寒さに震えながら撮影に臨むプロ根性を見せた。
『涙が流れ落ちる寸前』という注文に、感情移入するあまり涙をポロポロ落としたりもした。チャ・スンウォンは自分でも気付かないうちに流れ落ちる涙に戸惑ったが、その瞬間はディザーポスターの第1弾にそのまま写し出された。
チャ・スンウォンは「こんなに寒いのに涙が出ない訳がない」と冗談交じりで現場の雰囲気をほんわかとさせた。
南北の恋人の狭間でさまようある男の純愛物語『国境の南側』は分断の現実が生んだ悲しいラブストーリー。そして国境を越えるしかなかった北朝鮮青年の波乱万丈の人生を笑いと感動に包んだヒューマンドラマでもある。編集などを経て来年4月に公開予定だ。