SBS『天よ』週末ドラマ新王者

　SBSドラマ『天よ』が週末ドラマの新王者の座を獲得した。視聴率調査会社のTNSメディアコリアによると、10日放送された26話が全国視聴率22.2%を記録し、同じ時間帯に放送されるKBS、MBCの9時のニュースとKBS第2テレビ『芸能街中継』を圧倒した。これまで10%半ばの視聴率を記録し、ワンモ(イ・テゴン)とチャギョン(ユン・ジョンヒ)の恋の物語が本格化した先月末から20%の全国視聴率を示し、安定圏に突入した。

　『天よ』は現在、SBSで放送されているドラマや教養、芸能番組を総合した週間視聴率1位を守っている。同ドラマは母親が生き別れになった実の娘を嫁に迎え、尽くしきれない愛を施すという設定で、制作初期から「兄弟と恋する話しではないか」とし、大きな倫理論争を呼んだのも事実。また、新人俳優を多数主演にキャスティングたため「ミスキャスト」との論争も起こった。

　しかし『王花天女様』『人魚姫』などのヒット作を生み出した人気脚本家イム・ソンハンの底力と若手の演技力アップ、ベテラン俳優たちの安定した演技、多様な作品をパロディー化したコミカルな要素まで含み、週末のお茶の間劇場の顔にまでなった。一方、一部では下痢やオナラ騒動など余りにもお下劣な設定をしてドラマを進行していると反感も買っている。