済州が舞台のラブコメディドラマ『マイガール』

　ロマンチックコメディは韓国ドラマ市場で最も安定したジャンルだ。昨年以降、『私の名前はキム・サムスン』『パリの恋人』などの大ヒット作をはじめ、『快傑春香』『オー必勝ポン・スニョン』など高視聴率を記録したドラマも笑いと恋愛が融合したロマンチックコメディだった。

　SBSが14日から毎週水・木曜日の午後9時55分に放送する『マイガール』も「日常からの脱出をファンタジーで描いたロマンチックコメディー」と大きく掲げた作品。ハチャメチャなヒロインのドタバタ劇が主な内容だ。

　詐欺師の父を持つチュ・ユリン(イ・ダヘ)。性別や年齢、性格を問わず一度会えば10秒で自分の見方にしてしまう驚異的な能力を持っている。済州(チェジュ)島で観光ガイドとして働き愉快に暮らしているが、父親がトラブルを起こして家の保証金をすべて失い、暴力団に追い回されている。

　そんなユリンが善良な意図の詐欺劇に加わってからドラマは急展開する。偶然に知り合ったロイヤルホテルの御曹司ソル・ゴンチャン(イ・ドンウク)は彼女を自分の従妹にする。家出した娘の子に会うことを願う祖父のためだった。こうして出会った二人が愛を育み、そこにロイヤルホテル共同創業者の孫、ソ・ジョンウ(イ・ジュンギ)が登場して三角関係が形成される。