韓国映画が大当たりの2005年


 日経エンタテイメント!は2006年1月号で「ドラマ中心に続いてきた“韓流”が映画に引き継がれ、韓流ファンではない一般の映画ファンも韓国映画に注目した1年だった」と伝えた。

 さらに同誌では「2005年度は韓国映画の当たり年であった」とし、「歴代の興行記録をはるかに凌ぐヒット作が続出しており、現在も記録更新が続いている」と付け加えた。

 2005年初めに『僕の彼女を紹介します』が(監督:クァク・ジェヨン)が興行収益20億円を記録し、『シュリ』(監督:カン・ジェギュ)が持つ記録を破ったのに続き、今年9月にはペ・ヨンジュンの『外出』(邦題:「四月の雪」/監督:ホ・ジノ)が25億円以上を稼ぎ出して再び記録を塗り替えた。そして今回、『外出』でヒロイン役を演じたソン・イェジン主演映画『私の頭の中の消しゴム』(監督イ・ジェハン)が再度『外出』の記録を更新した。今年2度の記録更新は、日本における彼女の人気が反映されているといえよう。

 続いてイ・ビョンホンの『誰にでも秘密がある』(監督:チャン・ヒョンス)が9億円、『甘い人生』(監督:キム・ジウン)となっている。

 日経エンタテイメント!誌では「今年は20億円を越える作品が3作も現れ、これらは年間ランキングでも20位に入る好成績を収めた」と評価している。また、「40、50代の女性ファンの人気を集めた『四月の雪』とは違い、『僕の彼女を紹介します』と『私の頭の中の消しゴム』は純愛映画として20、30代の女性から圧倒的な支持を得た」と、ファン層が偏らなかった点を特筆している。

 2004年度の人気作品は『大極旗を翻して』(邦題:「ブラザーフッド」/監督:カン・ジェギュ)の15億円、『スキャンダル』(監督:イ・ジェヨン)9億円、『シルミド』(監督:カン・ウソク)、『殺人の追憶』(監督:ポン・ジュノ)3億5千万円、『オールドボーイ』(監督:パク・チャヌク)3億円の順であった。

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