イム・ヒョンジュ、クラシックアーティスト初の紅白出場へ ユーミンと共演


 ポペラ(Popera/ポップとオペラの合成語)テノール歌手イム・ヒョンジュが韓国のクラシックアーティストとして初めて紅白歌合戦に出演する。

 紅白歌合戦はNHKの代表的な年末歌謡番組だ。イム・ヒョンジュはこの番組で日本の国民歌手である松任谷由美と共に舞台に上がり、愛知万博の主題歌『スマイルアゲイン』を歌う。

 3日午後、ソウルの慶熙(キョンヒ)大学で開かれたイム・ヒョンジュの公演にゲスト出演するため、初めて韓国を訪れた松任谷由美は、公演前に行った記者会見で「紅白はこれまで15年間、毎年出演依頼を受けてきたが、一度もそれに応じたことはなかった。私は政治的な主張をするような歌手ではないが、歴史教科書問題をはじめアジアで起こっている反日運動に対し‘アジアは一つ’というメッセージを伝えたいと思い、今年初めて出演することにした」と話した。

 NHK側は松任谷由美は伝説的なアーティストなので、中国・上海に特別野外舞台を設置し、衛星生放送するとしている。

 松任谷由美は過去30年間、日本のオリコンチャートで21枚のアルバムがすべて1位を記録するという大記録を打ち立てたJポップの女王。現在まで4200万枚の売上を記録、最高の女性アーティストという名声を得ている。

 今年9月、愛知万博の閉幕式でイム・ヒョンジュと共演した松任谷由美は、「イム・ヒョンジュはクラシック界の新韓流スター」と紹介するなど賞賛を惜しまず、イム・ヒョンジュの公演でも自らゲストを買って出た。

 この日の記者会見で松任谷由美は、「イム・ヒョンジュはヨン様ファンの日本人主婦層にもアピールできる魅力を持っている。ヨン様の人気を超えることもできるはず」と賞賛した。

 イム・ヒョンジュは「松任谷由美と一緒に紅白という大きな舞台に上がることになり光栄、『スマイルアゲイン』を韓国語で歌う計画」だと語った。

 イム・ヒョンジュは今月22日日本の東京国際フォーラムで開かれる「ひとつになるアジア」公演に韓国代表として出演、松任谷由美ともう一度息を合わせる予定だ。

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