ポール・モーリア韓国公演が23年ぶり開催へ


 白髪の中年観客たちは簡単に席を立つことが出来なかった。客席の後方からは「ブラボー」という声が聞こえ、拍手した。拍手はたちまち会場全体に広がった。最後の曲『Invitation to the dance』まで、彼らは馴染みのある曲を次々と演奏した。アンコールの曲は『Love Is Blue』。

 11月27日午後2時、日本の大阪市内で行われた「ポール・モーリア・グランド・オーケストラ」の公演は2000席を埋めたオーディエンスを前に静かに始まった。

 ハープシコード(チェンバロ)の演奏が印象的な『Minuet』に続き『With love and roses』でウォーミングアップをした後、スケールのある管楽器、弦楽器がオーディエンスを興奮させた。強弱の調節が絶妙の選曲だ。指揮者のジャン=ジャック・ジュスタフレは丁寧に曲の説明をして客席の好評を得た。

 1964年に結成されて全世界で支持されている同オーケストラは、16、17日にソウルオリンピック公園オリンピックホールで来韓公演を行う。82年以来、23年ぶりとなる。

 ジャン=ジャック・ジュスタフレは「さまざまな巨大な楽器、機材、ステージが必要だったが、82年の公演では実現できなかった。今回は希望通りのステージになるだろう」と期待を寄せた。韓国公演では『アリラン』『釜山港へ帰れ』などを新たに編曲して披露する予定だ。

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