ペ・ヨンジュンファンら、小冊子「四月の雪・記憶ノート」出版


 映画『四月の雪』を観たペ・ヨンジュンのファン54人による「勇の会」が「四月の雪・記憶ノート」という小冊子を11月25日発刊した。

 韓日対訳の全42ページからなるこの小冊子には、ペンネーム「Boboli」などペ・ヨンジュンファン54人の映画に対する感想がびっしり書き込まれている。感想は【雑感】、【好きなシーン】、【記憶】の順にまとめられ、それぞれ映画に対する全般的な考え、特に好きなシーン、そしてそのシーンに対する自分の記憶を自由に書いたもの。

 「勇の会」の清水俊雄(映画評論家)さんをはじめとするペ・ヨンジュンファン12人は、12月2日午後、ソウル・清潭(チョンダム)洞のBOF事務所を訪問、BOF関係者にこの小冊子を渡す伝達式を行う予定だ。そして12月11日には出版記念会を東京で行う予定だ。

 以下はこの小冊子の前書きに掲載された清水俊雄さんの「記憶ノートができるまで」。

 「『四月の雪』を見たあと“好きなシーンとその理由”をあつめた“映画記憶ノート”を作りませんか。家族が持ち寄ったお気に入りの“記憶の断片”が、想わぬ発見や感動の共有となり、『四月の雪』が永遠に生き続けると想うからです。切れ切れの“好きなシーン”から映画全体がうかがえる、大いなるイメージ画『四月の雪』を描きませんか」

 僕は、「青りんご」さんの手を借り、勇俊ssiの公式サイトで、映画のディテールを観よう、と呼びかけました。2005年9月16日のことです。でも、すぐに公式からネタバレになるという理由で「記憶ノート」は削除されました。僕は自分のホームページ「MovieHot Talks」を受け皿にして「記憶ノート」を継続しました。こんなのでいいでしょうか、と恐る恐る投稿してくれた人、久々に原稿を書いて、学生時代にもどったような気分と心のうちを語る人などなど、徐々に投稿の輪が広がりました。思い思いの映画への「記憶」は最初ひとひらの雪のごとく静かに舞い降り、やがて立派に降り積もったと言う感じです。

 この貴重な「記憶ノート」をそのままにしておくのは惜しい、と想いました。自分の感性を誇るべき、とも想いました。どうせなら「想い出作り」にしては、と小冊子化の提案をしました。その呼びかけに、「家族」の篠原さんと武さんが推進役として手をあげてくれ、有志の方たちが集まりました。かくして、「記憶ノート」はひとつのかたちとなりました。僕からの言葉、「いつまでも感動を忘れない人って、美しい」。
2005年11月吉日 企画・プロデュース 清水ウンジュン俊雄

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