2005年のドラマ界を賑わせた最高のニューフェイスは?

 芸能界に毎年多くの新人が誕生しているように、今年もスターの人気を脅かす新人たちが彗星のごとく現れた。

 デビューしても主役に抜擢されずに3~4年経った俳優、女優たちの華麗な主演デビューをはじめ、名前も知られなかった新人の登場に至るまで、例年に比べ新人たちの活躍が著しかった。

 彼らは年末に行われるテレビ各局が主催する授賞式でも強力な新人賞候補に挙げられ、芸能界に新風を吹き込んでいる。



▲MBC=ダニエル・ヘニー、カン・ジファン、ソ・ジヘ、ナム・サンミ

 韓国人の母と米国人の父の間で生まれたダニエル・ヘニー。彼の登場は今年の芸能界最高の話題となった。ドラマ『私の名前はキム・サムスン』で最大の恩恵を受けた俳優はダニエルと言われるほどにCM出演をはじめ、ドラマや映画など多くの作品から出演オファーが寄せられている。こうしたことから初となる英語演技者の新人賞受賞の可能性も高まっている。

 『頑張れクムスン』に出演して新人として連続ドラマの主役を見事に演じたカン・ジファンも2005年を輝かしたスターの一人。ミュージカルで養った演技力と新鮮なマスクは、芸能界の俳優不足を解消するのに十分だという評価を受けている。

 『シンドン』の魯国姫役にキャスティングされたソ・ジヘも今年、華麗な変身を遂げた。年齢に似合わない成熟した演技で幅広い年齢層から支持を得た。

 ナム・サンミは『甘いスパイ』を通じて存在感を確実なものにした。不振が続いているMBCドラマに唯一の光を与えている点でも彼の活躍は一際目立っている。



▲KBS=ギム・アジュン、キム・ドンワン、コ・ジュウォン、チョン・ギョンホ、チ・ヒョヌ

 今年一年、ドラマで高視聴を記録してきたKBSは、多くの新人を輩出した。

 その中でもキム・アジュンの活躍は断然目立っている。『海神』はで中性的な魅力を放ち、『変わった女、変わった男』でのがむしゃらな役に至るまで、新人らしからぬ多くのキャラクターを演じて有名スターに劣らない人気を博した。さらには映画『クァンシクの弟クァンテ』に出演、司会を務める番組『ハッピートゥギャザー』をヒットさせるなど、「ラッキーガール」としてジャンルを問わない活躍を見せている。

 男性の新人としては歌手から本格的に俳優デビューしたSHINHWAのキム・ドンワンの活躍が目立った。『悲しみよさらば』の主演を務めたキム・ドンワンは、プロの俳優に劣らない演技で『両親前上書』『愛情の条件』と続いたKBS週末ドラマの人気を受け継いだ。

 この他にも『復活』『変わった女、変わった男』の主演を相次いで務め、次世代スターに浮上したコ・ジュウォン、『きれいなあなた』のチョン・ギョンホ、『黄金のリンゴ』のチ・ヒョヌも今後の活躍が期待されている。



▲SBS=ユン・ジョンヒ、ユン・セア、イ・ギュハン、イ・ジョンヒョク、チョ・ヨヌ

 SBSでも見事な演技力を発揮した新人たちの活躍が目立った。

 『空よ』でいきなりヒロインとして鮮烈デビューを果たしたユン・ジョンヒは、演技の経験が全くないという事実が信じられない程に成熟した演技を披露して無限の可能性を見せた。

 イ・ギュハンもスターの仲間入りを果たした。イ・ギュハンはMBC『私の名前はキム・サムスン』での心残りを晴らすように『愛は奇跡が必要』で大活躍を見せている。

 イ・ジョンヒョクは演劇と映画界で鍛えた演技力で初のドラマ『グリーンローズ』でも期待以上の活躍を見せた。

 『不良主婦』『空よ』と連続してヒットドラマに出演したチョ・ヨヌは、端正なルックスと安定した演技で元モデルの新スターの誕生を予告した。また『プラハの恋人』のユン・セアも注目のスターとして期待を集めている。

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