「目指すは韓国のクリスティーナ・アギレラ!」
シングルデビューした17歳の少女が注目を集めている。その名は「ジェシカH.o.」。年齢に似合わないパワフルな歌声、一曲には力強さとハイトーンボーカルの魅力が凝縮され、聴く者の耳を離さない。
ジェシカH.o.は韓国で歌手として活動するためにやって来た。米ニューヨーク出身でニュージャージー育ちのジェシカは2003年に韓国へ来た。以降BoAの元プロデューサー、ファン・ソンジェ氏によって2年以上にわたってレッスンを重ねてきた。
デビュー曲は『Get Up』。ダンス曲としては珍しい大規模オーケストラをフィーチャーした曲で映画音楽のようなダイナミックなサウンドとクールで緻密な一曲。約1億5000万ウォンの制作費が投じられたプロモーションビデオは今までに見られなかった新方式の撮影技法が取り入れられ多くの見所を提供している。
ダンスも曲に相応しくパワーに溢れている。「この1年間、必死で練習しました。初めは大変でしたが、今では私だけのスタイルが出来上がったようです」と期待を抱かせる。
ジェシカH.o.の魅力はストレートな点だ。韓国語を100%理解することは出来ないが、ストレートな感情表現で聴く者を味方にする魅力がある。さらには今回のシングルに収録された3曲の英語曲を作詞するなど多様な能力を兼ね備えている。
ジェシカH.o.は「クリスティーナ・アギレラのファンでした。今回のシングルは彼女の歌声を自分なりに再構築しました。ひとまずは有名になるよりは歌で認められる歌手になりたいです」と意気込みを語った。