4人組女性ユニットSuger(シュガー)が「愛らしさ」から脱皮した。
シュガーはサードアルバムの後続曲である『The Boy is Mine』で今までのキュートで愛らしいイメージから脱皮、挑発的で自信に溢れた成熟さを存分に誇示している。その試みは衣装からも伺われる。
以前は短いスカートにドレッシーな「お姫様」スタイルがコンセプトだったが、今回はファンキーなヘアスタイルと鉄製の装身具がついた今までとは全く異なった衣装を披露している。
「イメージチェンジし過ぎではないか」という質問に対してシュガーは、「負担も感じるが、今回のアルバムは新しい出発の意味も込められているので成熟した姿を見せることにした」と期待感を持たせた。
成熟美の強調とはいえ、セクシーな変身を期待するのは誤算。
激しいロック調の曲である『The Boy is Mine』はメンバー4人が舞台で見せるパフォーマンスが非常に印象的だ。もてる男が浮気するのを見てその男をさっとふってしまうというコンセプトの振り付けはまるでミュージカルを観るようである。
また、激しいビートに合わせた激しいダンスと厳しい表情がセクシー以上の魅力を感じさせる。
シュガーは、「タレントとして男の人と付き合ったり別れるということが簡単できないので、舞台に上がる毎に代理満足を感じとても爽快」と素直に語った。
シュガーのイメージチェンジには日本での活動経験が大きく作用している。日本では歌手はライブで歌わなければならないからだ。後続曲の激しい振り付けで呼吸が乱れても音程を維持し完璧なライブを行っている。
シュガーは「私たち自身もどこまで変わるかわからない。だから、今後はセクシーさを強調する可能性もある」とし、「今後もっと期待して欲しい」と話した。