MBCプロダクションは『宮廷女官チャングムの誓い』の輸出で得た版権収益だけで、今年で50億ウォンを突破する展望だ。
MBCプロダクションパク・ジェボク部長は24日午後、ソウル・木(モク)洞放送会館で開かれた「2005韓流!チャンスとチャレンジ」セミナーの議題発表資料でこのように伝えた。
同資料によると、『宮廷女官チャングムの誓い』は2003年末に台湾に初めて輸出されてから、今年までの輸出総額が50億ウォンを突破する見込み。これは単純にドラマの版権の収益に限定された数値だ。
このドラマは、日本、台湾、中国および東南アジアをはじめ、今年は中東地域やヨーロッパ、オーストラリアなどにも輸出され、来年はフィリピン、タイ、インドネシア、イラン、ヨーロッパなどでも放映される予定だ。
一方、パク・ジェボク部長は同資料で、「昨年、放送コンテンツ輸出額が7000万ドルを突破し、今年は1億ドルを突破する見通し。放送コンテンツ輸出1億ドル時代が到来した」とし、「今後『宮廷女官チャングムの誓い』のような“キラーコンテンツ”開発のためには、海外輸出を念頭に置いた制作システムの整備とマーケティング専門人材の確保、水平的な市場拡大などが必要だ」と主張した。
また、放送コンテンツ制作産業においての各種規制、事前制作制度の未定着、人口5千万のという少ない内需による戦略コンテンツ開発のリスク、嫌韓流拡散による市場ムードの悪化などを“韓流拡散”の危険要素として指摘した。