【チョン・リョウォンインタビュー】「視聴率トップから最下位、貴重な経験」


 「『私の名前はキム・サムスン』が贈り物なら、『秋の夕立』は宿題でした。ヒジン(『私の名前はキム・サムスン』)と共に笑い、ヨンソ(『秋の夕立』)と一緒に泣きました」。

 “真夏の夜の夢”から覚めるや否や、“秋の夕立”でずぶ濡れになった女優チョン・リョウォンに会った。『私の名前はキム・サムスン』で50%の視聴率を記録し、『秋の夕立』で2%台の最低視聴率を記録するという両極端を体験したチョンリョンウォン。

 俳優として10年でもできるかどうかの経験をわずか半年で経験したチョン・リョウォンに会い、二つのドラマの後日談と来年の計画について聞いてみた。


 シンデレラ女優として知られているが、実はドラマのオーディションに12回も落ちたという経歴を持つ就職浪人生。『私の名前はキム・サムスン』のキャスティング直前には芸能生活を諦めてオーストラリアに戻る準備までしていたというから驚きである。

 チョン・リョンウォンは敬虔なクリスチャンでもあり、『私の名前はキム・サムスン』への出演は神様がくれた最高の贈り物と信じている。「魅力的な役で、着たい服を全部着て、英語まで使うことができたし…、その上視聴率を50%も記録して。人間の力では絶対に不可能なことです」

 『秋の夕立』は『私の名前はキム・サムスン』とは異なる贈り物。本人はもちろん、スタッフ1人1人を呼び祈ったが、結果は良くなかった。


 しかし視聴率の代わりに、俳優として人間として成熟する機会を得た。私より日陰で苦労しているスタッフのために祈る謙虚さを学び、現在に満足せずひたむきに努力しなければならないということを改めて痛感した。

 「『私の名前はキム・サムスン』は完成した素敵な家に入って住むだけでした。でも『秋の夕立』は不慣れでしたが私が自分で建てた家だったような気がします。ずっと忘れることのできない作品になりそうです」。

 ダニエル・へニーとの交際説、ヒョンビンと陰で付き合っているという噂もある。『私の名前はキム・サムスン』以降、何か良いことがある度、不定期的に集まりを持ったので、あれこれ噂が立ったようだと話すチョン・リョンウォンは、恋人ができれば堂々と公表すると約束した。

 恋人がほしい季節は、やはりクリスマスがある冬。ピンチヒッターとしてへニーやヒョンビンを呼んだらどうなのかと聞くや、へニーはアメリカか香港にいる可能性が高く、ヒョンビンは映画撮影のために時間が作れないだろうと笑った。

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