テノール歌手イム・ヒョンジュ、皇太子夫妻の招きでコンサート


 最近4thアルバム『The Lotus』をリリースした世界的ポペラ(Popera/ポップとオペラの合成語)テノール歌手のイム・ヒョンジュが、皇太子(浩宮)夫妻の招請を受けコンサートを開く。

 イム・ヒョンジュ所属会社DGNコムは15日、「イム・ヒョンジュが浩宮徳仁皇太子、雅子皇太子妃の招きを受け、16日、日本のホテルオークラで歌うことになった。この席には小泉首相も来る」と伝えた。

 2003年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の就任式で、愛国歌(エグッカ、韓国の国歌)を歌い話題になったイム・ヒョンジュは、今度は韓日両国のトップの前で歌うことになった。

 イム・ヒョンジュ側によると、今回のイベントは韓日友情の年および韓日修好40周年を記念し、韓国と日本をはじめアジア全体の平和のために企画されたもの。

 日頃からクラシックに造詣が深く、バイオリンの腕もかなりのものという浩宮徳仁皇太子は、9月末に開催された愛知万博(愛・地球博)の閉幕式でイム・ヒョンジュが歌った『Smile again(スマイル・アゲイン)』を直接聞きたくて招請したとされている。

 浩宮徳仁皇太子は昨年7月4日、東京日本迎賓館で行われた「韓日友好特別記念音楽会」で、鄭明勳(チョン・ミョンフン)とモーツアルトの『ピアノ4重奏第1番』で共演している。当時、チョン・ミョンフンはピアノを、浩宮徳仁皇太子はビオラを演奏した。

 イム・ヒョンジュは「皇太子から招待を受け光栄であり、日本の皇室が韓国に対してさらに良いイメージを持つよう、最高の舞台をつくる」と話した。

 30年間、オリコンチャートで21回1位になった記録を持つ日本音楽界の“生きた伝説”である松任谷由実は、愛知万博以降、「イム・ヒョンジュはクラシックで新韓流をリードする主人公」とし、イム・ヒョンジュの後援人に名乗り出た。

 イム・ヒョンジュは9月、日本最大の企画会社エイベックスが設立したクラシックレーベル「avex casa」1号にも抜擢された。

 また、イム・ヒョンジュは12月22日、日本東京国際フォーラムAホールで行われる公演「アジアは1つ」に韓国代表で参加し、松任谷由実と再び共演する。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース