キム・ジョンフン「漫画読んだ後『宮』キャスティング予感的中」


 俳優に転向した元UNメンバーキム・ジョンフンが、運命的な役に出会った。

 来年3月ごろMBCで放映される予定の100%事前制作ドラマ『宮』のイ・ユル役。後で分かったことだが、制作陣も本人もファンも原作の漫画を読んで適役だと思ったという秘話を明らかにした。

 「偶然に漫画を読んで、私が演じたら上手くやれるような気がしていたが、不思議なことに、それからしばらくして制作会社のエイトフィクスからキャスティングのオファーを受けました。もっと驚いたのは、ファンの反応でした。後から聞いたのですが、『宮』がドラマ化されるという話が出た時から、私に絶対ユル役を演じさせてほしい、と祈ったというんです」



 一体、ユルはどんな役? 「権力欲のない父と一緒に英国で暮らし、父の死後、母(シム・ヘジン)と宮殿に戻ります。すべての人に親切で、礼儀正しかったユルですが、シン(チュ・ジフン)の恋人チェギョン(ユン・ウネ)に恋心を抱いた後、奪われた王座を取り戻し、チェギョンも自分のものにしようという欲望を持つようになり、人が変わるんです」

 一瞬、悪役を連想させるが、典型的なキャラクターではないため、さらに演じるのが難しいという。
前半と後半で人が変わり、その過程が、突然変わるのではなく徐々に変わっていくうえ、台本をもらうたびに、どう演じなくてはならないのか頭を絞り、入学試験の勉強をするように、頭に鉢巻きをして演技するという。

 原作の漫画も3回も精読した。

 鶏肉と卵の黄身を常食とし、ジムに通って2か月目。演技に集中するという目標を立て、最近では中央大演劇映画科に編入までした。キム・ジョンフンがここまで投資して演じるイ・ユルに期待が高まる。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース