秋一色のソウルを歩く・・・美しい散歩道4か所紹介

 11月・・・今、韓国全土は秋一色に染まっている。山に行って美しい紅葉を見たいけれど時間もないし体力も・・・そんな時は恋人や夫婦で都心の散歩道をゆっくり歩いてみてはいかがだろう?遠くまで行かなくても、十分に美しい紅葉と晩秋のしっとりしたムードを楽しめるはずだ。

<景福宮‐大統領府‐三清洞につながる道>

 「徳寿宮(トクスグン)の石畳の道を歩いた恋人同士は別れる」という俗説を信じているカップルには是非お勧めしたい散歩コース。

 政府総合庁舎の向かいの景福宮(キョンボックン)の西側の塀に沿って進む大統領府から三清(サムチョン)洞につながるコースは、人通りも少なく、古宮の静けさと銀杏、プラタナスの紅葉が一体となった美しい景色が演出されている。

 有名な三清洞の道も銀杏の葉が黄色く染まり、今最高に美しい。東十字閣を起点に景福宮東側の塀に沿って三清洞につながる約1キロメートルの道は、春には桜、秋には紅葉が美しいことで有名な場所。有名な画廊や美味しいことで有名な食堂、ムード満点のカフェもそろっているため、デートコースには最高だ。

<徳寿宮の石畳の道>

 たくさんの恋人たちの思い出が染み込んでいる徳寿宮の石畳の道。黄色い銀杏の葉が舞う晩秋、この道は風雅な趣を増す。市庁の方にあるテハン門から徳寿宮の塀に沿って貞(チョン)洞の方向へと続く1キロメートル余の美しい道だ。左側には旧最高裁判所の建物を改造した市立美術館があり、旧シンア日報のビル、貞洞第一教会など昔の雰囲気をそのまま残した建物が並ぶ。あちこちにベンチがあるため、散歩の途中で一休みすることもできる。貞洞劇場に向かう道をずっと歩いていくと貞洞劇場、イベントホール、スターシックスなど映画館や劇場、カフェ、食堂などがある。夜間には照明がともり、昼間とは違った美しさとなる。


<ファラン路&泰陵イスティンキャッスル>

 道に積もった落ち葉を踏みながら歩く道。ソウル・盧原(ノウォン)区・孔陵(コンヌン)洞・陸軍士官学校入り口~三育(サムユク)大学までの8.6キロメートルは、今年ソウル市が選定した「紅葉と落ち葉の道」のうち最も長い道。道に沿って植えられたプラタナス1200本がまるでトンネルのようになっている。国内最高のプラタナスの道で有名な忠清(チュンチョン)北道・清州(チョンジュ)市に入る道を連想させる。

 近くにある陸軍士官学校、泰陵(テヌン)、三育大学前も素晴らしい散歩コースのひとつ。特に泰陵のイスタンキャッスルは森のように鬱蒼と木が生い茂った道だ。ウエディングホーryからクレイ射撃場までの1キロメートル余の森の道も常緑樹の生い茂る静かな散歩道だ。

 地下鉄6号線のファランデ駅で下車、10分程度歩くと陸軍士官学校正門があり、ここからソウル女子大学の方向に進むと散歩路の入り口だ。


<南山ソウォル路(ヒルトンホテル~ハイヤットホテル)>

 ソウル都心を代表する名山「南(ナム)山」にも晩秋の情緒があふれている。ドライブコースで有名な南山公園北側の循環路など主な道路と散歩コースでは銀杏の葉が黄色く染まり、春にはたくさんの花を咲かせた桜の木の葉も赤く染まっている。

 地下鉄4号線のフェヒョン駅から出発し、ヒルトンホテルの方向に進み、ハイヤットホテルの方向に歩くコースで、秋色に染まったソウルをひと目で展望できる八角停、ソウルタワーなどもある。


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