軍隊を通じて韓国社会の断面を浮き彫りにした韓国映画の“イチ押し”『許されざる者』(Unforgiven)(監督:ユン・ジョンビン、制作:エイ・エヌ・ディーピクチャーズ)が、来年のサンダンス映画祭とベルリン映画祭への出品を確定した。
第10回釜山(プサン)国際映画祭で、国内外のメディアおよび映画関係者の熱い関心を受けた『許されざる者』は、1日から米サンタモニカで開かれているアメリカンフィルムマーケット(AFM)でも好評を受け、サンダンス映画祭とベルリン映画祭から招請を受けた。
『許されざる者』は、陸軍内務班(兵営内で寝起きを共にする単位)で先任兵と後任兵として再会した中学の同級生テヨンとスンヨンを中心に、韓国社会の中の軍隊を鋭く描いた秀作。
釜山国際映画祭では、PSB観客賞、国際映画評論家協会賞(Fipresci Award)、 ニューカレンツ(New Currents)部門特別賞、NETPAC(ベストアジア)賞など最多部門で受賞した。18日封切り。