人気俳優のクォン・サンウが、ドイツの高級車BMWを破壊してしまった。
4日、映画会社ポップコーンフィルムによると、最近クォン・サンウが強力系(凶悪犯罪担当)刑事チャン・ドヨンを演じる映画『野獣』(監督:キム・ソンス)の撮影中、たった2回の足蹴りでBMW車を壊してしまった。
先日、江原(カンウォン)道・春川(チュンチョン)で行われていたこの撮影シーンは、事件の容疑者が隠れている別荘で張り込み捜査していたチャン・ドヨンが、容疑者の乗った車に飛び乗り車を激しく蹴るシーン。
劇中、血の気の多いチョン・ドヨンに扮したクォン・サンウは、BMWの上に乗って、車のボンネットや天井、フロントガラスを強く蹴り、たった2回の足蹴りで自動車のガラス窓を割ってしまった。実際、このシーンは、もともとシナリオにはない、クォン・サンウのとっさのアドリブ。
映画のスタッフは、現場でクォン・サンウの爆発的な演技とパワーに圧倒されたという話だ。
それだけでなく、『野獣』の撮影中、クォン・サンウは走るバスから飛び降りる演技をスタントマンなしに自らやってのけた。
『野獣』でW主演する劉智泰(ユ・ジテ/オ・ジヌ役)も、クォン・サンウのアクション演技に度肝を抜かれ、「命をかけて映画を撮るな」とジョーク交じりに忠告したという。クォン・サンウの我が身を省みないアクション演技にお目にかかれる『野獣』は、この冬一般公開される予定だ。