今月25日、仁川(インチョン)国際空港には、一機のチャーター便(Learjet45XR / 8人乗)が到着した。タラップから降りたのは、日本Aグループの会長夫人や系列会社の社長夫人の4人。Aグループは、日本不動産業界のトップを走る企業であり、外食産業をはじめ、さまざまな系列会社を擁している。
訪韓の理由は、「ヨンフルエンザ(ヨン様+インフルエンザ)」に感染したためだ。空を飛んでいる間も、奥様たちは、『冬のソナタ』のDVDを鑑賞していた。
同日午後、新羅(シンラ)ホテルのスイートルームで仲間とともに旅装を解いた佐藤礼子さん(63)は、「ご主人が『そんなに好きならば、チャーター便を借りておくから、いってらっしゃい』と言い、“プレゼント”してくれた」と喜んだ。インタビューの途中、妻に国際電話をかけてきた夫は、冗談で「ヨン様に妻を奪われるか心配です」と話した。
記者がペ・ヨンジュンの写真を取り出すと、歓呼の声が上がった。春名彌生さん(53)は、ペ・ヨンジュンの顔を指先で撫でた。宮本美智子さん(54)は、「熱烈なファンです。ヨン様の写真を見ただけで気分が良くなります」と話した。礼子さんは、「これから3日間、ヨン様と同じ空気を吸うだけで光栄です」と話した。
彌生さんは、ドラマ『ホテリア』で、ペ・ヨンジュンがソン・ユナを壁に押しつけながら、「オレだけを見てくれ」と話す台詞を真似た。
最後に、「ペ・ヨンジュンのためなら、すべてを投げ出して韓国に来ることもできますか」とちょっと意地悪な質問をすると、女性たちは「すぐ来ますわ」と笑った。「私たちは“ヨン様家族”です。ヨン様に道端ででも遭遇できればどんなにいいでしょう」
女性たちは3日間、ドラマ 『冬のソナタ』のローケ地である春川(チュンチョン)市内と南怡(ナミ)島、ペ・ヨンジュンの所属事務所、ペ・ヨンジュンが通うスポーツセンター、美容室などを見て回った。ペ・ヨンジュンを心に抱き28日帰国する。