日本の音楽監督、川井憲次が映画『美しき野獣』(監督キム・ソンス、制作ポップコーンフィルム)の音楽作業のために24日、訪韓した。
1995年の『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を皮切りに『リング』『リング2』『Avalon アヴァロン』『ガラスの脳』『仄暗い水の底から』『イノセンス』などの音楽を手がけた川井憲次は、華麗なビートと叙情的なメロディーを取り入れた日本の作曲家。韓国映画では『南極日記』に続き2作目となる。
川井憲次は未完成のシナリオを見た後「思ったよりワイルドで悲しい印象を受けた。アクション映画だが悲しいイメージを強調する」と話した。しかし、川井は「悲しいシーンには悲しい音楽という図式的な作業は排除して二人の男の話しではあるが、繊細な女性性が調和した新しい音楽世界を披露したい」と強調した。
『美しき野獣』のシナリオが気に入ってオファーを快諾したという川井は、キム・ソンス監督と音楽について話し合った後、25日午前、日本に帰国した。ミキシング作業のために約一か月後、再訪韓する予定だ。
映画『美しき野獣』は世間に馴染めない野獣のような二人の男が裏社会の大物と対立して戦う死闘を描いたアクション大作。クォン・サンウと劉智泰(ユ・ジテ)がそれぞれ熱血刑事のチャン・ドヨンと信念を持った検事オ・ジヌに扮して共演した。公開は12月15日の予定。