「連理枝」とは一本の木の枝が他の木につき、一つの木のように同じ木目が生じる現象。映画『連理枝』では崔志宇(チェ・ジウ)が死を控えた女性のヘウォンを、チョ・ハンソンがそんなヘウォンに生まれて初めて愛を感じた男ミンスを演じてそのタイトルのように運命的で美しい愛を描く。以下は撮影現場でのチェ・ジウ、チョ・ハンソンへの一問一答。
-チェ・ジウさんは映画が制作前から日本に版権が売れるなど高い関心を集めているが人気が高い分プレッシャーも大きいのでは?
チェ・ジウ「もちろんプレッシャーになる。しかし、より良い作品を見せなければという気持ちで一生懸命やれると思う。実際にも映画に多くの関心が寄せられている」
-90%以上の撮影が終わっているが、最も苦労したシーンはあるか?
チェ・ジウ「数日前に雨に打たれながらの撮影があった。感情が激しいシーンだったが深夜まで行われてとても寒かった。私は大丈夫だったが、ハンソンさんが苦労した。ハンソンさんは日が沈んでから翌朝7時まで雨に降られた」
-劇中の設定はそうではないが実際にはチェ・ジウさんとチョ・ハンソンさんはかなりの年齢差があるが。
チェ・ジウ「見た目も私が全然年上に見えますか?違いますよね(笑)?最初は年を聞いて驚いた。でも、共演しながら兄のような面も感じた。私が先輩で年上とは考えず、ハンソンさんも意識せずに接してくれる。ハンソンさんの落ち着いた部分が本当に多い。だからラブシーンも可能なのでは?」
チョ・ハンソン「僕がたくさん助けられている。とても良くしてくれてリードしてくれるので、それに合わせている。いろいろと教えてくれ、現場で台詞や感情の部分で非常に助けられている。何もしなくても安心して台詞のキャッチボールが出来る」
-チェ・ジウさんは今までに恋愛映画の女王と呼ばれるほど多くの恋愛演技を経験して今回もまた恋愛映画に出演するが。
チェ・ジウ「恋愛ドラマにはたくさん出たが、映画では初めてだ。大丈夫かと思ったが実際にはそうでもなかった。長期間感情を維持することが本当に難しかった。ハンソンさんとお互いに呼吸を合わせながら頑張ってきた」
-恋愛ドラマと恋愛映画の違いは?
チェ・ジウ「まったく違っていてとても驚いた。私の場合は一度役に入り込んだ感情が長続きする方だ。ドラマの時は感情を高めて一度に済むが、映画は間隔が空いてとても大変だった。まだ私はドラマ的なイメージが強いようだ。それでも好きなジャンルはラブストーリーだし、もちろんシナリオも気に入った」
-チョ・ハンソンさんは『オオカミの誘惑』以来の恋愛映画になるが?
チョ・ハンソン「『オオカミの誘惑』の時は気楽に演じられた。カン・ドンウォンとは友人で皆同じ年だったので本当に楽だった。純愛というジャンルは初めてだ。大変だと思ったが、感情移入の場面以外はジウさん合わせていたのでよく分からない」
-チェ・ジウさんは悲劇のヒロインを演じて映画ファンは「また命を落とすのでは」と考えるようだが?
チェ・ジウ「女優がすべてのものを演じることが出来たらいいでしょう。でも私の場合は180度変わってコメディ映画に出演するといっても喜ぶとは思わない。私が上手に出来ることをお見せするだけだ。すべて同じ恋愛モノと言われるが、実際にはすべてがまったく同じではない。最後に命を落とす設定になっていても、そこに至るまでの過程がすべて違うのだから」