ブラウン管を賑わす海外トップスターたち


 グウィネス・パルトロウ、ドリュー・バリモア、ジェシカ・アルバ、シャロン・ストーン…。

 ハリウッド映画の豪華出演陣ではない。他でもない韓国のテレビで見ることの出来るCMモデルたちだ。最近、海外のトップスターがCMを通じて国内に続々と上陸している。

 ハリウッドスターの国内CM出演ラッシュの先陣を切ったのはドリュー・バリモア。8月からオンエアされているバスキンロビンス31の「アイスクリーム&シティ」のCMでドリュー・バリモアは彼女ならではの爽やかでキュートな表情で韓国のファンに大きくアピールしている。ドリュー・バリモアは1年間の専属契約を交わし、モデル料として50万ドルを得てこのCMに出演している。

 続いてアカデミー主演女優賞受賞者のグウィネス・パルトロウは先月1日からオンエアされているアパレル企業「第一毛織」のCMでダニエル・ヘニーと共演した。また、ジェシカ・アルバが出演した LG生活健康の「ISA KNOX」のCMは今月15日からオンエアされている。

 一方、今年の夏にキャサリン・ゼタ・ジョーンズのVISAカードCM、今月1日からオンエアされたブラッド・ ピットのハイネケンビール「Beer Run」のCMは国内外で同時オンエアされた。


 また、最近フランスの化粧品クリスチャンディオールのアンチエイジングラインのアジアCMモデルとしてシャロン・ストーンが起用され、来年1月からオンエアされる。

 80~90年代にもチョウ・ユンファ、ジョイ・ウォン、レスリー・チャンら中華圏のスターをはじめ、ソフィー・マルソー、シャナン・ドハーティーら海外スターのCM出演が続いたことがある。

 しかし、当時は話題性と注目度の面で十分な効果を収めたが、海外スターの法外に高い出演料は非難の対象となった。

 ところが最近では韓国スターの出演料が海外スターと大差はなく、むしろ高いというのが業界の分析だ。

 広告代理店オリコムのチャン・ソンア次長は19日、「ハリウッドスターの広告モデルは国内モデルと比べて他のCMとの重複出演も少なく、ブランドイメージの向上と集中度の面からも広告効果が高い。さらには国内ブランドが海外市場への進出を念頭に置いて国内モデルより世界的に広く知られる海外スターを抜擢する傾向がある」と説明した。


 また、以前にメグ・ライアンが国内のシャンプーCMに出演した後、トークショーでどの国の製品か記憶できず韓国のファンを刺激した時代に比べ、韓国のイメージも変わりハリウッドスターも韓国CMへの出演を歓迎している。

 第一毛織のヤン・ヒジュン代理は「グローバルなブランドイメージを活かそうとグウィネス・パルトロウにCMモデルを依頼した時には『なぜ韓国が私を必要としているのか分からない』という反応だった。しかし、衣装やカタログを送るとオファーに快く応じてくれた」と話した。

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