日本の世界的巨匠、鈴木清順監督の最新作『オペレッタ狸御殿』に中国のトップスター、チャン・ツィイーの代わりに、韓国の女優が出演する可能性があったという事実が最近明らかになった。
映画『オペレッタ狸御殿』の小椋悟プロデューサーは、11日午後開かれた鈴木清順監督の記者懇談会で、このようなキャスティングの裏話を明らかにした。
『オペレッタ狸御殿』では、中国の女優チャン・ツィイーが日本的なキャラクターの狸姫役を演じ、制作段階から話題を集めていた。
同映画は、第10回釜山(プサン)国際映画祭以外にも、最近開かれたカンヌ国際映画祭コンペティション部門に招請されるなどその作品性が評価されている。
小椋氏はキャスティングの背景を問う質問に「大規模な映画を撮るのでそれに見合う有名な俳優が必要だった」とし、「アジア全域の女優を起用対象にし候補者を探した」と説明した。
小椋氏は「日本だけでなく、中国や韓国の俳優をすべて検討し主人公を選んだ」とし、「世界的に最も輝く女優チャン・ツィイーをキャスティングすることになった」と話した。
しかし小椋氏は、すでに映画が完成した段階でこれに触れるのは適切ではないとし、韓国女優のうち誰を主人公にキャスティングしようとしていたのかについては言及を避けている。制作陣がだれがキャスティングしようとしていたのか関心を集めている。