アジアのポップスター「ピ」、東アジア公演で10万人以上動員


 今年、アジアのポップスターに生まれ変わった歌手「ピ(rain)」(本名チョン・ジフン、23)が、9か月にわたって行われた東アジア公演で10万人以上の観客を動員した。

 ピは1月末、ソウルオリンピック公園オリンピックホールで初の単独公演を行った後、9日まで釜山(プサン)KBSホール、日本の東京国際フォーラム、大阪厚生年金会館、日本武道館、香港コンベンションセンターなどで相次ぎ公演を開き、毎回ソールドアウトを記録して8万人の観客を動員した。

 また22日には中国・北京の工人体育館で開かれるコンサートのチケットは13日午前現在、約2万1000枚が販売されている。同体育館は4万人の観客動員が可能で今回もソールドアウトが予想される。これが達成されればソウル、釜山公演の観客2万2000人を除いてもピの海外公演の観客動員数は10万人を超える。


 ピは12日、「来年にはタイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムなどアジア全域で30万人以上の観客を集めたい。2月にはニューヨークのマジソンスクエアガーデンでの公演も準備している」と明らかにした。韓国のアーティストが東アジア全域でツアーを行うのは初めてで、10回の公演に10万人以上の観客を動員したのは欧米のトップアーティストを凌ぐ快挙だ。

 演技者の韓流スターとは違い、公演やアルバム販売を通じて絶え間なく新しい付加価置を作り出すという点で東アジア全般にわたる歌手ピとしての成功は非常に意味がある。

 香港TVBの制作本部長、楽易玲氏は「香港で80%、他の東南アジア地域でも50%以上の視聴率を記録したドラマ『フルハウス』でピのファンが増え、彼の躍動的なステージを観た人々が増えると同時に爆発的にファンが増加した」と話す。

 ピの3rdアルバム『It s Rainning』は夏を前後して香港、タイ、台湾、インドネシアなどで6~8週連続してCDセールス1位を記録した。

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