故国を後にして玄界灘を渡った二人の女性アーティストの同じような歩みが注目を集めている。
そのヒロインは日本で活動しているユンソナと韓国で歌手デビューした日本人のMAI(鶴岡麻衣)。
二人は今月中に揃って故国でアルバムをリリースして凱旋を果たす。
▲ユンソナ、5年ぶりに韓国でアルバムリリース
94年にKBSタレント公開採用16期として芸能界デビューしたユンソナは、その後多くのドラマに出演して初々しいイメージで人気を呼んだ。普段から歌に定評のあったユンソナは2000年にアルバムをリリースして歌手デビューを果たした。
ユンソナの資質が完全に開花したのは、2001年に日本へ渡ってから。NHK ドラマ『もう一度キス』を皮切りに各種バラエティ番組に次々と出演して知名度を高めた後、2004年10月にはsonaという名前でシングルをリリースした。
これまでにシングル3枚、アルバム1枚をリリース、3月に発売したアルバム 『song bird』にはフジテレビで放映された韓国ドラマ『天国の階段』でフューチャリング・ソングとして使われた『会いたい』など11曲が収録された。
ユンソナは17日、sonaというアーティスト名でリリースした日本語アルバム『song bird』を韓国でリリースする。今回のアルバムが人気を呼べばユンソナは故国でのライブも予定しているという。
▲日流の代表格「MAI」の凱旋帰国
日本のサンケイスポーツは11日、韓国から逆輸入されるアーティストMAIが日本デビューするという記事を掲載した。
埼玉県内の高校に通っていたMAIは昨年1月に韓国へ渡り、ソウル・プンムン女子高に転校して韓国語やダンスなどを学び、地道にデビュー準備を重ねてきた。
そして、昨年8月にシングル『Away』を発表した後、ライブやテレビ出演を通じて歌唱力を認められた。インターネット検索順位の日本アーティスト部門では常にトップ10をキープするなど地道に人気を維持してきた。MAIは「韓国語で歌ったのが他のJ-POPアーティストとは一味違うという自信がある」と人気の秘訣を自己分析した。
韓国での人気を土台にMAIは26日、日本でシングル『きりんのはなし』をリリースする。デビュー曲はポップ的な要素が強い応援歌のような口ずさみ易い曲だという。
MAIは「日本ではまだライブをしていないので早くやりたい」とデビューの意気込みを語った。