「『親切なクムジャさん』に対する解釈には誤解が多い」
映画『親切なクムジャさん』の監督、朴賛郁(パク・チャヌク)氏の言葉だ。
『親切なクムジャさん』封切後、多くの部分が残忍だと誤解されていると言う。
8日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)メガボックスでパク・チャヌク監督は観客と交流し、映画『親切なクムジャさん』について率直な意見を交わした。
パク・チャヌク監督はこの日、「映画の中でジェニが養父母と一緒にクムジャの部屋で眠るシーンで煙が出るが、私はウォンモの怨恨として表現したのだ。しかし、私の演出意図とは異なり、それがジェニの養父母に害を与えると思う人がたくさんいた」と語った。
続けて「今回の映画で『私がこれまで残忍な映画を作った』と反省するきっかけになった」と付け加えた。
以下は観客との一問一答。
―『親切なクムジャさん』を4回観た。今回の映画を作る時、グリム兄弟の童話のように残酷な映画を作りたいと言ったが、どう反映させたか。
「必ずしもグリム童話に限定して言ったことではない。多くの童話が原作を見れば非常に恐ろしい話だ。クムジャさんは少し状況が違った。『クムジャさんが事故を起こして刑務所へ行く。クムジャさんが刑務所で人々に親切にするが、性格も悪く汚い老婆が入所してくる。クムジャさんが親切にして老婆が光彩を放つ人に変わる。その老婆がクムジャに三種類のカードを与え、クムジャが出所してその三種類のカードで復讐をする』というものだった。しかし、映画ではクムジャの顔から光彩が放たれ老婆の存在が消えた。映画の中の遺族たちが会ってペク先生の復讐について話し合うをする部分は童話的な要素だと思う」
―主演女優の演技についてどう思われますか。
「李英愛(イ・ヨンエ)さんは非常によく考え、さまざまな方法を提示してその中からベストな方法を選ぶ主義だ。映画を撮影しながら彼女に確信を持たせるようにする作業が重要だった。それはイ・ヨンエという女優が演じなかったにしても同じだ。私の映画に登場する人物は単純なキャラクターではない。単純化された人物は現実性がない。だから私は一貫性を重視する監督ではない。私がシナリオを書けば出演者からいつも聞かれる。キャラクターの一貫性がないと。クムジャさんの場合が代表的だ。天使のクムジャさんと魔女のクムジャさんが登場する。だから演技力が重要だった。演出に対する確信も重要だった」
―前作の主演俳優が登場するが。
「カメオとして多くの俳優が登場する。劉智泰(ユ・ジテ)はウォンモの幽霊として出演する。成長する最初の幽霊だ。宋康昊(ソン・ガンホ)、申河均(シン・ ハギュン)の場合「イ・ヨンエの手によって死ぬ」という言葉ですぐ出演を決めた。ペ・ドゥナはスケジュールの都合で実現しなかった。カン・ヘジョンとユン・ジンソは当初のの配役ではない」
―ナレーションがある理由は?
「遠い未来から来た回顧録ということを観客にわからせるためだ。映画の視点からジェニが回想する話をしたかった。ジェニが自分の母親(イ・ヨンエ)に対して話す形式の映画だ。映画『シザーハンズ』も同様の形式だ」