韓国ではドジョウをこう食べる! 秋に欠かせない辛~い「チュオタン」

 秋の食べ物のうち欠かせないのがチュオタン(ドジョウのチゲ)。チュオタンはドジョウをまるごと煮る作り方と、つぶしたものを使う作り方に分けられる。

 原州(ウォンジュ)式のチュオタンは生きたドジョウを丸ごと入れて煮たもので、辛くてさっぱりしているのが特徴。駅三(ヨクサム)洞の原州チュオタン(02-557-8647)は4年間熟成させた手作りのコチュジャン(唐辛子味噌)を使っているのが美味しさの秘訣。ネギのキムチが有名で、これだけを買っていく顧客も多い。チュオタン7000ウォン。

 ソウル式のチュオタンもドジョウを丸ごと煮る。しかし牛肉とモツを煮込んだスープを使うため、生臭さがほとんど感じられないのが特徴。コーロンビルの向かい側にある武橋(ムギョ)洞食べ物横丁で70年以上営業している「ヨングムオク」(02-777-1689)が有名。南北会談の時、北側代表として来たソウル出身の関係者が「ヨングムオクのチュオタンの味は変わっていないか」と聞き話題になったこともある。元々はドジョウを丸ごと使っていたが、最近はつぶしたものを注文する顧客が増えたことから、2種類のチュオタンを出している。チュオタン8000ウォン。

 高麗(コリョ)大学近くのコムボチュタン(02-928-5435)も創業70年を超える店。韓国味噌で味付けし、小麦粉でどろっとさせたスープに、昔式にご飯が入っている。チュオタン7000ウォン。

 南道式はドジョウをよく煮た後、つぶしてから作る南原(ナムウォン)チュオタンが一番有名だ。「南原チュオタン」という店の名は、ソウル市内では数え切れない程多いが、その中でも元祖格といえるのは永登浦(ヨンドンポ)市場駅1番出口側にある「南原チュオタン」(02-2636-2232)だ。チュオタン6000ウォン。

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