秋真っ盛り!公州の農園で「栗拾い」を楽しもう


 忠清(チュンチョン)南道・公州(コンジュ)・正安(チョンアン)面・ネチョン里のクンドゥンマル山の山裾に広がる1万8000坪のヒョンジェ農園。鬱蒼とした林の中には、たくさんの栗をつけた木が重そうに枝を伸ばしている。中には栗の重さに耐え切れず、枝がだらりと下がった木もあるほどだ。木の下にはいが栗がゴロゴロ転がっており、いがを割ってみると、中からキラキラ光るこげ茶の栗がコロリと転げ落ちる。

 一生懸命栗を拾っていた子どもたちが、風に吹き木から栗が落ちてくると、大きな悲鳴をあげて一目散に逃げていった。いが栗の空襲を避けながら、栗拾いを満喫している子どもたちの明るい笑い声が真っ青な秋の空にこだまし、秋がまたひとつ深くなっていく。

 宝探しをするように栗を拾っていると、いつの間にか袋の中も子どもたちのポケットも栗で一杯になってしまった。子どもたちを連れてきたというキム・ビョンソプ(38/ソウル・盧原(ノウォン)区)さんは「丸々とした栗を拾いながら、秋を肌で感じることができて楽しい」とし、「子どもの頃に戻った気分」と満足げに語った。




 栗拾いの体験には特別な用意は必要ない。農場の入り口で入場料として1万ウォンを支払い、3キログラム分の栗を入れることができるざると手袋などを受け取った後、山に登って栗を拾えばいい。拾った栗は持ち帰ることができ、もっと欲しい場合は購入することもできる。しかしポケットなどに栗を入れるのは禁止だ。

 注意することは、いがで怪我をしないよう、長袖長ズボンを着用すること。頭にはつばのある帽子をかぶった方がよい。

 正安面にはこの農園のほかにも、クムジョン観光農園、インプン農園などで栗拾いを楽しむことができる。

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