電車で行ける釜山の観光名所5選


◆二妓台都市自然公園(ナムチョン駅)

 2人の姑生(キーセン、韓国の芸者)の墓があることから「二妓台」と呼ばれている観光地。ナムチョン駅の4番出口から出た後、131番か20番のバスに乗り、二妓台入り口で降り徒歩10分の距離。軍の作戦地区として、一時民間人の出入りが禁止されていたことから、手付かずの自然が残っている。

 海に向かって飛び出した岩と岩の間には小さな貝や魚たちがたくさん隠れている。また、きれいな水の近くでしか生息できない蛍もここでは目にすることができる。1.6メートルの大きさの恐竜の足跡は一見の価値ありだ。


◆梵魚(ポミ)寺(梵魚寺駅)

 梵魚寺駅5番出口から出た後、標識に従って5分程度歩くとサムシン交通バス停留所がある。この停留所から90番のバスに乗って街路樹の並ぶクネクネ曲がった道を10分程度進むと到着。

 この寺は韓国の5大寺のうちのひとつ。本堂(宝物第434号)、梵魚寺3重の石塔(宝物第25号)など多くの文化財を持つ寺だ。大きな寺の持つ威圧感よりは簡潔な余裕を感じさせる。天然記念物第176号に指定されたフジの群生地も見所。


◆金井(クムジョン)山(オンチョンジャン駅)

 金井山は釜山で一番高い山で、金井山城は韓国で最も大きな山城とされている。釜山で一番高いコダン峰(海抜801.5メートル)に登ると、市内の全景はもちろん、洛東(ナクトン)江、クァンアン大橋の向こうの海まで見渡すことができる。登山路が整備されている金井山は傾斜がゆるやかで、週末には家族連れの登山客が大勢集まってくる山だ。下山の途中で売っている5000ウォンのパジョン(ネギのお好み焼き)に1杯1000ウォンの濁り酒は登山のもうひとつの楽しみだ。オンチョンジャン駅の3番出口から出て歩道橋を渡り203番のサンソンバスを利用。


◆太宗(テジョン)台(南浦(ナムポ)洞駅)

 神が生み出したような海岸絶壁、200種余の樹木が鬱蒼と生い茂る森、前に広がる青い海。このすべてがここ太宗台の自慢。太宗台の周辺を観光する時は遊覧船を利用するのがお勧め。遊覧船はコンポガーデンとチャガルマダンから出発し、チュジョンジャ島、展望台、自殺岩、太宗岩、五六(オリュク)島などを約40分かけて一周する。遊覧船から見上げる太宗台は上から見下ろした時とでは全く印象が違う。南浦洞駅から太宗台行きの8、13、30、88番市内バスを利用。遊覧船は午前9時から午後7時まで10回運航。料金は大人6000ウォン、子ども4000ウォン。


◆冬栢(トンベク)島(冬栢駅)

 海雲台(ヘウンデ)の西側の端にある。冬栢駅1番出口から出た後、海雲台方向に10分余進む。ワシントン朝鮮ビーチホテルの裏。透明な海と隣接している冬栢島は、鬱蒼とした松林が有名。数年前から車の通行が禁止されているため、空気がきれいなもの特徴のひとつだ。恋人と散歩するのにはこの上ないコースだ。ゆっくり1周するのに約1時間かかる。

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