SBSテレビの水木ドラマ『ルル姫』に出演中のキム・ジョンウンがドラマの内容と目に余る間接広告に不満を示して途中降板の意思を表してから一日でロケに復帰するハプニングが起った。由々しき国内ドラマの制作慣行や露骨な間接広告に対して出演者が公開的に不満を示したのは今回が初めてだ。
キム・ジョンウンは10日、ファンサイトに「申し訳ありません」というタイトルの書き込みを通じて「すでに使い果たした話しを無理やり延ばして演技する自分が今はない。ますます繰り返される理解し難いドラマの流れを皆さんに到底理解してもらえることはできない」と寄せた。
キム・ジョンウンはこの日、健康上の理由で野外での撮影に欠席し、インターネットメディアとのインタビューで「問題をずっと提起してきたが受け入れられなかった。協賛や間接広告などによる影響が少なくないと思う」と付け加えた。『ルル姫』はドラマの制作支援会社である温水洗浄便器ブランドとタイトルが同じのためネット上で「ビデ姫」と非難されていた。
このため制作陣は直ちに事態の収拾に乗り出した。キム・ジョンウンは11日、一日でロケ現場に姿を現わした。『ルル姫』の制作陣は「お互い言うことは多いが、先ずはドラマを続けることが重要だとキム・ジョンウン側に伝えた」と明らかにした。
『ルル姫』は前作『パリの恋人』をヒットさせたプロデューサーと主人公が再びタッグを組んだドラマとして注目され、視聴率は22.7%まで上昇したが、過度な間接広告や現実性のない設定に対する指摘が続いて人気が急落、先週は12.9%まで視聴率が下がった。