『ルル姫』キム・ジョンウン、ドラマに対する不信を告白


 女優のキム・ジョンウンがSBSドラマ『ルル姫』と劇中のキャラクターに対する視聴者の強い非難に自身も共感を示し、ドラマの問題点を指摘する書き込みをファンサイトに寄せた。

 キム・ジョンウンは10日午前8時頃、自身のファンサイトに「申し訳ありません」というタイトルの書き込みをして自分の配役やドラマの展開に対する視聴者の批判に共感を示し、ドラマに対する問題点やそれが改善されなければ『ルル姫』に続けて出演したくないという心境を間接的に表現した。

 キム・ジョンウンは「今、この瞬間だけは一切の偽りをせず心から私の気持ちや考えを皆さんにそのまま話します。すべての方に深くお詫びさせていただきます」と謝罪の言葉から文章を始めた。

 キム・ジョンウンは「4日間も夜通し撮影をして点滴を射ちながら歯を食いしばって精神力で堪えた。木曜日午後10時からの放送分を当日の午後まで撮影して放送が終わった後、土曜日になってから来週のシナリオを受け取ってキャラクターを失わないようと気を張った。一瞬たりともヒスの気持ちを失わないように努力したことを皆さんに誓う」と、これまで『ルル姫』のロケに追われていたことを振り返えた。

 キム・ジョンウンは続けて「繰り返される理解し難いドラマの流れを皆さんに理解してもらうことは到底できない。理解されないことを無理やり懸命に演じることが、これほど辛いとは想像もできなかった」と告白した。

 キム・ジョンウンは「このすべての事は決して誰か一人の責任ではない。責任があるとすれば、1、2回のシナリオを受け取って余裕のないシステムに応じた私がすべて取るべきでしょう」と自嘲を交えた心境を明らかにした。

 キム・ジョンウンは「今こうして私が書いている内容ですべての責任を回避することはできない。むしろもっと大きな問題になることを十分に予想している。このまま目をつぶって最後まで知らん顔をして演じることも考えてみた。そうすればトラブルもなく静かに終わらせることができるとも考えた」と苦悩を語った。

 続けて「私の本心をどれくらいの人が分かってくれるかと思ったが、本心でない気持ちで役を演じることが女優として、どれほど無惨であるかを悟った。今この瞬間も涙が流れている。この8年間が頭の中を過ぎる」と複雑な心境を明らかにした。

 キム・ジョンウンは「これ以上、皆さんを欺くことはできない。すでにすべて使い果たされてしまった話しをスケジュールに合わせて無理やり延ばして演じる自分が今はない。毎回のように変わってしまうキャラクターをこれ以上演じる自信もなく、愛すべき理由がはっきりしないまま、これ以上このドラマを愛することはできない」と現在の自分の心境を明らかにした。

 最後にキム・ジョンウンは「いつも温かい目で応援してくれるファンのことを思うと胸が痛む」とファンに謝罪の意を伝え、ドラマ関係者にも謝罪の気持ちを伝えた。

 全20話で企画され、7月27日にスタートした『ルル姫』は現在6話を残している。

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