非武装地帯、「もう分断の象徴だけではない」 生態観察と歴史観光を楽もう

 DMZ(非武装地帯)はもう分断の象徴だけではない。

 休戦線に沿った南北4キロメートル、韓半島の“腰”とその周辺は、50年余の悲しみの歳月の間、自然の偉大な力によって「新しい命の復活の場」として生まれ変わった。

 坡州(パジュ)、鉄原(チョルウォン)、楊口(ヤング)、固城(コソン)はDMZ観光の代表的な地域だ。ソウルから車で1時間しかかからない上に、分断の象徴である板門店(パンムンジョム)、臨津(イムジン)閣など観光名所がそろっている。

 50年間人間の手が触れることのなかったDMZ内には珍しい植物や動物が育ち、最近になってからは生態観光と歴史観光を兼ねた子どもの来訪客も急増している。特に、臨津(イムジン)江沿いの流域は生態体験観光の名所として一見の価値がある所ばかり。

 都羅(トラ)山駅、都羅展望台、統一村、金新朝(キム・シンジョ)侵入ルートなどいわゆる安保観光地に加え、許浚(ホ・ジュン、朝鮮中期の医学者)墓地、新羅(シンラ)の最期の王、敬順(キョンスン)王陵など、歴史遺物も散在している。


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