▲プロポーズカフェ
19日、ソウル・中(チュン)区・小公(ソゴン)洞ロッテホテル35階のレストラン「シェンブルン」。歌手ユリサンジャの「サランヘドテルカヨ(好きになってもいいですか?)」が甘美なピアノのメロディーと共に流れてくる。
歌を歌っているのは会社員のキム・ヨンオン(32)さん。歌の後、キムさんは恋人のキム・テヨン(女性/27)さんに「結婚してください」とプロポーズした。キム・テヨンさんはこの突然のプロポーズに感激し、涙まで浮かべた。
不思議そうに見ていたほかの顧客たちも祝福の拍手を送った。キム・ヨンオンさんは「プロポーズのために2か月間ピアノを練習した」とし、「ソウル市内の夜景が見える展望の良さも気に入っている」と話した。
幼稚な言葉も心ときめく告白に変わる場所がある。愛の告白を助けるカフェがそんな場所だといえるだろう。このカフェは一生記憶に残るようなプロポーズを顧客に経験させる各種のイベントも準備してくれる。結婚記念日にも同じサービスをしてもらうことができる。
▲ドラマの主人公のように
ヨーロッパの宮殿のように飾られたこのレストランは演奏が終った後、バーに用意された2人だけの特別室で愛のカクテルがサービスされる。ピアノが弾けなくても心配する必要はない。ピアニストが簡単なピアノの演奏法まで教えてくれるからだ。
支配人のキム・キュニョンさんは「1週間に4~5件の問い合わせがある」と話した。ディナーは2人基準で15万ウォンが基本。
会社員のカン・テジュン(32)さんは16日、漢南(ハンナム)洞のグランド・ハイヤットホテル「パリス・グリル」で恋人のソン・ヒヨン(30)さんにプロポーズした。
ドラマ『パリの恋人』でパク・シンヤンとキム・ジョンウンが愛を育んだ場所として使われたこともあり、雰囲気はロマンチックこの上ない。パク・シンヤン、キム・ジョンウンが食事をしたあのグリルで最高級の牛肉のステーキとエッフェル塔の形をしたチョコレートのデザートを食べたカンさんは、ボーイが花と一緒に皿に上に置かれた指輪を持ってくると、それを恋人にプレゼントした。
カンさんは「彼女がプロポーズを受け入れてくれたので、12月18日に結婚式を挙げることにした」と満足そうに語った。2人基準で26万6000ウォンから。