「8月は韓国映画の月!」 期待作が続々と公開


 8月、映画ファンは幸せだ。今年に入り最も多種多様な韓国映画が毎週のように公開されている。朴賛郁(パク・チャヌク)監督の『親切なグムジャさん』は公開2週目で早くも破竹の勢いだ。3日までに210万人の観客動員を記録、今週末には第1週より50増えた420スクリーンで上映される。

 『グムジャさん』は不況で落ち込んでいた映画館にも活気をもたらした。公開第1週目の7月30日と31日の2日間、ソウルの映画館を訪れた観客数は58万1546人。2003年以来となる最高の数値だ。このうちの半分は『グムジャさん』の観客。



 4日に公開した『ウェルカム・トゥ・トンマクゴル』(パク・クァンヒョン監督)が週末に確保したスクリーン数は約450。『グムジャさん』と合わせれば870で全国スクリーン数1567(2004年末基準)の56%。歴史を背景にしたファンタジーの中で、チョン・ジェヨン、申河均(シン・ ハギュン)、イム・ハリョン、カン・ヘジョンが観客の笑いと涙を思いのままに操っている。



 一週間後の11日には車勝元(チャ・スンウォン)主演の映画『拍手する時に去れ』(チャン・ジン監督)が公開される。一昨日、初の記者試写会を開いてベールを脱いだこの映画は「大衆スリラー」としての美徳に溢れている。直線のプロットの中にミステリーやスリラーのスペクタクルを存分に加えた。この映画もやはり300のスクリーンで上映される予定だ。

 7月の韓国映画占有率は最近6か月で最も低い28.2%(IMピクチャーズ調べ)。 しかし、8月は韓国映画の復活が数値で確認できる見込みだ。それでも数値より何よりも重要なことは、スタイルにドラマ、そしてスペクタクルといった要素を持った最高レベルの韓国映画に一度に接することが出来るという事実だ。断言しておこう。今年の8月は韓国映画を観る観客の満足指数は最高値に達するだろう。

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