歌謡界に「露出注意報」発令 ヘソ出し・ ミニスカートは出演禁止!


 夏の歌謡界に「露出注意報」が出された。

 MBC『音楽キャンプ』の下半身露出騒動が歌手の衣装規制に影響を与えている。

 先月30日、世界でも珍しい前代未聞の下半身露出事件が起こった後、SBSテレビ『人気歌謡』、KBSテレビ『ミュージックバンク』の制作陣は、番組出演予定者に肌の露出や脱げやすい衣装を控えるよう緊急で指示した。

 この騒ぎが起こったすぐ翌日、生放送されたSBS『人気歌謡』に出演した歌手やバッグダンサーは制作陣から厳しい服装チェックを受けた。

 また、いつもは普段着で行われるカメラリハーサルも舞台衣装に着替えて本番と同じようにやらなければならなかった。

 肌が露出するヘソ出しルックやミニスカートは絶対禁止で、ヘソ出しルックがユニホームだったバッグダンサーは突然の「露出注意報」に白いTシャツを緊急入手してヘソ出しルックの下に着るおかしな格好をしなければならなかった。

 ミニスカートが曲のコンセプトだった某女性歌手は「ヒップが見えるかも」と心配してコーディネーターのパンツを借りてステージに立った。

 歌手に「露出注意報」を出したのは国営放送のKBSも同じ。5日に収録が行われる『ミュージックバンク』も露出防止を徹底させる方針だ。

 季節に合わせてセクシーさをコンセプトにした女性グループは非常事態に陥った。8月から本格的に活動する女性歌手たちは、莫大な費用をかけて準備した露出度の高い衣装が使い物にならなくなり、深刻な悩みに陥っている。

 女性歌手らは「一般の人たちでもミニスカートや袖なしの服を着ているのに、真夏に全身を覆うのはナンセンス」と口を揃える。

 注意すべき状況なのは分かるが、あまりにも極端というのが歌手たちの共通した意見。「こんなことなら、初めから制服みたいにテレビ出演用のユニホームをでも指定してほしい」と主張する製作者まで現れた。

 ある音楽関係者は「『音楽キャンプ』が問題になったのは、過度な露出というよりも見せてはならない部分を見せてしまったから。時代に逆行すべきではない。衣装規制とは何事か」と強く指摘した。

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