「恐怖の原因を明らかにしようとする試みは敢然と諦めて姉妹間の愛にフォーカスを合わせた」
映画『カツラ』を通じて忠武路(チュンムロ、韓国映画の中心地)デビューを果たすウォン・シニョン監督が映画のテーマをこう語った。ウォン監督は1日午後、ソウル市内のシネマコンプレックス龍山(ヨンサン)CGVで開かれた映画『カツラ』の会見で「ストーリーテリングと俳優中心に映画を作ることに重点を置いた。
初めはサウンドまで排除したかったが、映画『女子高怪談』のサウンドが羨ましいほどに素晴らしく、編集の過程で音楽的な部分まで気を使うようになった」と語った。
しかし、「サウンド作業に2日半しか費やせなくて少し不満の状態」と付け加えた。
12日に公開予定の映画『カツラ』は、抗がん治療のために髪を剃った妹のスヒョン(チェ・ミンソ)のために姉のジヒョン(ユソン)がくれたカツラが恐怖の原因となる映画。
ウォン監督は「この映画を通じて人が感じることができる感情の極端な限界を描き出そうとした。観客自身がスヒョンとジヒョンの立場になり、どういう立場を取るのかを一度考えてもらえたらと思う」と語った。