ドラマ『サムスン』終了で地上波3局が視聴率戦争突入


 「ポスト『キム・サムスン』を狙え!」

 今年の最高視聴率を記録して大旋風を巻き起こしたMBCの水木ドラマ『私の名前はキム・サムスン』が第16話を最後に先週、幕を閉じた。

 27日からは2本の新しいドラマが「サムスン人気を引き継ぐ」と水木ドラマ戦争の宣戦布告をする。対決するのはSBSドラマ『ルル姫』とMBCドラマ『別離に対処する私たちの姿勢』。

 『ルル姫』と『別離に対処する私たちの姿勢』は現在放送中のKBS第2テレビのドラマ『復活』とも熾烈な直接対決を繰り広げる予定だ。

 最も注目されてスタートするSBS『ルル姫』の最大の強みは鄭俊浩(チョン・ジュノ)とキム・ジョンウンの人気スターの共演。

 二人は2003年のビッグヒット作『家門の栄光』で既に共演しており、今度はブラウン管に舞台を移して当時の栄光を再現するつもりだ。さらには時代劇『海神』で演技力を一段とアップさせたキム・フンスまで加わり最強のキャスティングで他局の追随を許さない。


 MBC『別離に…』は終了した『私の名前はキム・サムスン』の後続ドラマとして多くの期待を背負っている。1年あまり苦戦して回復した同時間帯視聴率1位の座を簡単には譲らないという覚悟だ。

 特にこのドラマは『屋根部屋のネコ』『フルハウス』といったヒットドラマを手がけたミン・ヒョジョン作家と日曜ドラマ『あんぱん』でコンビを組んだイ・ジェドンプロデューサーが再びタッグを組み、チェ・ガンヒがヒロインを務めることから多くの期待が寄せられている。

 『サムスン』人気に押されていたKBS第2テレビの『復活』も復活を狙う。このドラマは低調な視聴率にもかかわらず「復活廃人」と呼ばれるマニアが形成される影の人気を誇っている。

 今後ストーリー展開が更に緊迫することが予想され、既存のマニアに加えてサムスンファンも取り込むことが出来ると制作陣は期待を寄せている。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース