「ひっそりと静か…」 散策路の穴場はここ!

 近頃ウェルビーイング・ブームの影響で、多くの人が散策路に出て散歩を楽しんでいる。南山(ナムサン)やソウル・トゥクソムの森のような有名どころとは一味違った、ひっそりとした静かな穴場を紹介しよう。

▲「浪漫の道」高陽市・白馬駅~一山駅

 最近、高陽(コヤン)市の一山(イルサン)湖水公園は夜遅くまで散策や避暑に訪れる人で込み合っている。

 もっとひっそりと、静かに散歩したいなら、新都市の端にある一山駅や白馬(ペクマ)駅に行ってみよう。単線の線路に沿って生い茂った森やサイクリングコース、散策路(5.7キロメートル)が並んで走っている。道を渡ったところにある大型アパート団地が、まるで別世界のように思えるほど、静寂さが漂う。

 1時間に1台通る電車がガタンゴトンいう音や警笛が懐かしく感じられ、夕方頃になると草むらからけたたましく鳴くカエルの鳴き声は、夏の夜の余興だ。

▲「正祖の道」水原・華城一周

 最近では世宗(セジョン)大王と同じぐらい多くの人から親しまれている“スター君主”正祖(チョンジョ)の足跡を、水原(スウォン)・華城(ファソン)でたどってみよう。

 華城は、山城の多い韓国では珍しく町中にある邑城で、ユネスコ文化遺産に指定された正祖時代の建築物だ。古都・水原の中心街だった八達門(パルタルムン)の約50メートル周辺を除き完全に復元された華城は、それ自体が立派な散歩道(4キロメートル)だ。

 70年代後半に復元作業が多少性急に行われたせいか、城郭のいくつかではセメントやコンクリートが目につく。古めかしさにやや欠けるが、華城の徒歩コースは広い芝生、さわやかな森の道、ゆるやかな登り坂、陸橋など多様なコースがあって、散歩するのに退屈しない。総コースは5.7キロメートルだ。

▲「生命の道」盆唐・野塔駅~五里駅

 盆唐(ブンダン)新都市を通る河川に沿って作られた散歩道もまた、藪や川の支流が多い緑の生命の道だ。

 新都市の入り口、野塔(ヤタプ)駅から五里(オリ)駅に沿って11.8キロメートル続いており、歩行者のための散策路はもちろん、インラインスケートやサイクリングを楽しむための専用コースも別に用意されている。また、気候の良い春や秋には、このコースでアマチュア・ランナーのマラソン大会もよく開かれている。

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