鄭雨盛(チョン・ウソン)、全智賢(チョン・ジヒョン)、李誠宰(イ・ソンジェ)が映画『Daisy』のオールオランダロケをすべて終えた。
『インファナル・アフェア』シリーズで知られる香港のアンドリュー・ラウ監督がメガホンを取った『Daisy』が、今年5月にクランクインして今月3日、2か月間の撮影日程をすべて終えた。
最後に撮影したシーンは初めて殺人を犯した後、身を潜めていた殺し屋パク・イ(鄭雨盛)が画家のヘヨン(全智賢)とヒナギクの花が満開の場所で偶然に会う場面。
風景画を描くために重い画具をいっぱい担いだまま小さな橋を渡って水に溺れそうになったヘヨンを遠くから眺めていたパク・イが翌日、彼女のために「安全な橋」をかけることで運命の愛が始まるという内容だ。
この映画の最後の撮影はオランダの国境地域で行われたが、まるで『Daisy』のシナリオを見て演出をしたかのように、ヒナギクの花や小さな橋がかけられていてスタッフを驚かせたという。
また、この映画の撮影場所となった農場で子牛が生まれ、撮影スタッフが子牛の誕生を見守る「体験学習」も行われた。そしてこの農場の持ち主は、これを記念するために子牛の名前を「Daisy」と名付けることを約束したという。
『Daisy』の制作会社アイフィルムは「一日で四季を感じさせてくれるオランダの気象條件を利用してほとんどの撮影を野外で行い、カメラ2台と大規模な撮影では3台まで同時に動員するなど体系的なシステムを完璧に実現できた」と説明した。
韓国映画初のオールオランダロケで行われた『Daisy』は、ある女性(全智賢)を運命的に愛するようになった刑事(李誠宰)と殺し屋(鄭雨盛)の物語。公開は12月を予定している。