映画『ミスターソクラテス』に登場する4人のカリスマ


 『シルミド/SILMIDO』『公共の敵』『レッド・オクトーバーを追え!』。

 これら映画の共通点は何だろうか?それは映画に女性がほとんど登場しないことだ。今秋公開予定の映画『ミスターソクラテス』(チェ・ジヌォン監督、カレッジフィルム・オーゾーンフィルム)も、やはり女性が登場しない。キム・レウォン、イ・ジョンヒョク、カン・シニル、ユン・テヨンの4人がカリスマ対決をするだけだ。

 『ミスターソクラテス』は悪質のチンピラ、ク・ドンヒョク(キム・レウォン)が暴力団組織によって、強力班(凶悪事件を取り扱う班)の刑事として育て上げられる犯罪アクション。

 この映画の共同制作会社カレッジフィルムのチェ・ヨンギ代表は「女性が登場しない男性ストーリーの映画だが、男性客、女性客を問わず共感することが出来る映画。キム・レウォン、イ・ジョンヒョク、カン・シニル、ユン・テヨンら俳優が、スクリーンの中で放つそれぞれのカリスマが期待される」と説明した。

 4人のカリスマをそれぞれ分析した。

▲キム・レウォン―内柔外剛のカリスマ

 キム・レウォンは映画で、単純で荒々しい性格の持ち主だが、善悪の分かる主人公ク・ドンヒョクとして登場する。過去に出演したMBCドラマ『屋根部屋のネコ』や映画『マイ・リトル・ブライド』『ing』などで見せたソフトなイメージを脱ぎ捨て、強い男性美を披露する。

 前出のチェ代表はキム・レウォンの魅力について「同年代の俳優が持つソフトなイメージと同時に端正な顔立ちとがっちりとした体型を持ち、男性美に溢れた俳優」と評価した。

▲イ・ジョンヒョク―傍若無人なカリスマ

 イ・ジョンヒョクは映画の中で家族も友達も関係ない生粋のチンピラ役で登場する。イ・ジョンヒョクは見慣れない顔かも知れないが、SBSドラマ『グリーンローズ』や映画『シン・ソッキブルース』を通じて演技力を認められた俳優。今回の映画でイ・ジョンヒョクは男性美と自慢の演技力を披露する。

▲カン・シニル―五里霧中のカリスマ

 映画の中のカン・シニルはキム・レウォン扮するク・ドンヒョクを強力班の刑事に育て上げる人間調教師として登場する。滅多に本音を語らないポーカーフェイスで平凡な人物のように見えるが、決して簡単に理解できる人物ではない。映画『公共の敵2』で薜景求(ソル・ギョング)の部長検事役で登場して注目されたカン・シニルは、今回の映画でも再度その実力を発揮する。

▲ユン・テヨン―熱血悪徳のカリスマ

 この映画のために体作りを始めて7か月。生まれ変わったユン・テヨン。今回の映画でユン・テヨンは徹底した熱血悪徳なエリート刑事として登場する。シャープなエリート弁護士だが、自分が危険に瀕すれば裏切りも辞さない人物でもある。今回のシナリオを読んですっかり魅了されたというユン・テヨンは、この映画に第2の俳優人生を賭ける構えだ。

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