ルックスだけで勝負した時代は終わった。
テレビのバラエティー番組を例に見てみよう。見た目は普通でも巧みな話術とウィットなトークを展開する芸能人が多い。「完璧なルックスでも中身は空っぽ」という偏見を与えたタレントが隠された才能を発揮して突然ブレイクするような世の中だ。
それだけ、ユーモアが重要視される時代なのだ。
そうした意味でルックスの整った人にも新しいアイディアが必要だという「サイオン・アイディア・キャンペーン」は注目を集めている。よく「トイレも行かないタレント」と言われる俳優ウォンビンと女優キム・テヒが今までとは違うイメージを披露している。
6月からオンエアされ始めた「サイオン・アイディア」のCMを見れば、そんな彼らの姿に会うことが出来る。
ある日、悩みに陥ったウォンビン。悩む姿そのものが絵になる。苦悩する瞬間もカリスマを失わないウォンビン。
この時、画面には1行の文字が浮かぶ。「とてもハンサムだよ...」。そしてすぐさま「でも問題は…ユーモア感覚がなさそうなこと」とくれば「えっ?」と首を傾げてしまう。その瞬間「そんなある日…」という文字と共にイケメンの代名詞ウォンビンが突然ドアに頭をぶつける。
キム・テヒ編も同じだ。今まで完璧な美貌の持ち主というイメージだったキム・テヒが電灯に頭をぶつけると、彼女の頭の中にも変化が起きる。その瞬間、アイディアが浮かんだのだ。
「サイオン・アイディア」は洗練された感覚と先端技術を誇るモバイル市場でブランドイメージの差別化を試みるという LGサイオンの新しいキャンペーン。
変化した姿を見せるためにサイオンが選んだのは「ユーモア」だった。「他の携帯電話が固い人が使うイメージなら、サイオンはユーモラスで人を楽しませるアイディアの持ち主が選ぶ」という紹介だ。
このCMを見れば、今回のキャンペーンで新たに発売される6機種のアイディアをイメージすることが出来る。
LGサイオンの関係者は「上にだけ動いたスライドが下にも動く製品、音楽を聴きながら同時にメール、写真、動画撮影などが出来るマルチタスキングな製品と共に奇抜なアイディアのCMが今後も続くだろう」と意気込みを語った。