韓流ドラマ、ヨーロッパ市場攻略なるか? 『海神』トルコ輸出へ

 KBS2テレビの人気ドラマ『海神』が初めてヨーロッパ市場に輸出される。

 KBSグローバル戦略チームのキム・シンイルプロデューサーは21日、「トルコのテレビ局TRTとアジア市場に負けない水準で『海神』の輸出契約を進めている」とし、「契約書にサインすることだけを残している状態」と伝えた。

 最近も台湾のスターTVをはじめ、中国、ベトナム、フィリピンなどと輸出契約を締結しているが、今回の契約によりまた新たな快挙を遂げたことになる。以前は市場開拓の一環として国内の番組を無料でヨーロッパ市場に紹介したことはあったが、このように正式に輸出版権を契約するのは今回が初めてのこと。

 『海神』のヨーロッパ市場上陸は、今年4月にフランス・カンヌで開催された国際テレビ番組見本市「MIPTV」。当時、広報用のDVDが品切れ状態になるなど、ヨーロッパの放送関係者の反応は熱く、その可能性が垣間見えた。これに先立ち、テレビのアカデミー賞と称される米国エミー賞の候補作に選ばれ、その作品性が認められもした。

 台湾をふくめ、アジア市場で稼いだ金額だけで既に140万ドル(約17億ウォン)を超えている。

 キム・シンイルプロデューサーは「トルコをかわぎりに、フランスなどヨーロッパ市場攻略に総力を傾けている」とし、「『海神』だけでなく、元祖韓流ドラマ『冬のソナタ』が韓国のドラマとしては初めてアフリカ、タンザニアに輸出されると期待される」と話した。

 一方、『海神』の主人公を演じているチェ・スジョン、チェ・シラは、来月3日、番組の広報を兼ね、2泊3日の日程で台湾を訪問するとされている。

キム・イング記者
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