夏はやはりかき氷 味も形も「アップグレード」

 本格的なサマーシーズンを迎え、健康に気を使ったウェルビーイング・タイプのかき氷、麺と混ぜて食べるヌードルかき氷など、従来のかき氷やフルーツかき氷に飽きてしまった消費者をターゲットにした、個性豊かな「かき氷」が続々と登場している。

 ダンキンドーナツはウェルビーイングかき氷「Ice Flake」をお目見えした。

 ブルーベリーと練乳が調和した、さわやかで甘い「ブルーベリーIce Flake」、緑茶の粉末と生栗を使い、淡泊で滑らかな舌触りを演出する「緑茶Ice Flake」の2種類。

 会社側は「ブルーベリーは老化防止に、緑茶は虫歯予防にそれぞれ効果を発揮する」とし、「暑さもしのぎ、健康も大切にする一挙両得商品」と説明した。値段は3500~4500ウォン。

 アイスクリーム専門店BaskinRobbinsの喫茶店タイプの店舗「カフェ31」では、塔のように積み上げた、「瞻星台(チャムソンデ/昔、星を観察したところ)かき氷」と呼ばれるフルーツかき氷が楽しめる。

 器に盛られたかき氷をすくって食べるのではなく、平べったい皿にそびえ立つ氷の柱を「すくい上げながら」食べなければならない。

 約15センチメートルの氷の柱に散りばめられたキウイ、イチゴ、オレンジなど季節のフルーツのさっぱりした味わいと丸く積まれたBaskinRobbinsのさまざまなアイスクリームが、食べる楽しさを倍増させる。値段は6900ウォン。

 麺の専門店「CISEN」はフルーツと冷たい肉汁で味付けしたかき氷「Ice Noodle」を発売した。

 緑茶麺、カボチャ麺、コンブ麺、唐辛子味の麺、黒豆麺など好みに応じて選んだ健康麺に、かき氷、キウイ、トマト、オレンジなどフルーツを添え、中華風の冷たい肉汁で味付けした。6000~1万1000ウォン。

 アイスベリーの「キング・オブ・かき氷」は数人がスプーンを手にぐるっと囲んで食べる「巨大なかき氷」。「洗面器かき氷」という異名を持つ。

 価格は1万1000ウォンだが、4~5人で充分に食べられるため、むしろ経済的。中高生に人気だ。

 アイスベリーのウェルビーイングかき氷「生フルーツ緑茶サンデー」は量によって4000ウォン、7000ウォンと値段が分けられ、食べ切れない人に選択できる機会を与えている。

 目を楽しませるかき氷もある。TWOSOME PLACEは大きな花模様の器にユズを敷き詰め、その上に派手なフルーツのデコレーションとヨーグルト・アイスクリームを積み上げた「Iced Flower」をお目見えした。値段は7800ウォン。

金徳翰(キム・ドクハン)記者 ducky@chosun.com
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