「故イ・ウンジュを愛した」という歌手のJ氏の衝撃告白でインターネットが騒然となっている。
J氏は15日、京畿(キョンギ)道・安養の某クラブで公演を終えた後、インタビューを行い、「ウンジュと私はレオンとマチルダのような仲だった」とした。このニュースが報じられると、ネチズンは「イ・ウンジュを2度殺すような行為」と憤慨している。
周知の通り、イ・ウンジュは今年2月、自宅で自殺している。当時、うつ病や家庭の事情などいろんな憶測が囁かれたが、未だ自殺の動機は明らかになっていない。
当時、イ・ウンジュの葬儀で見せたJ氏の“特別な行動”、例えば墓の問題(火葬した後、骨をまくのか、納骨堂に入れるかなど)に家族よりも積極的な行動を見せるなど、度はずれな行動で周りの視線を集めた。
弔問に訪れた同僚の芸能人らも、「ただの親しい先輩後輩の仲にしては、オーバーだ」、「一体、イ・ウンジュとはどういう関係で、こんなにでしゃばるのだろう」と囁いたほどだった。イ・ウンジュは結局、家族とファンの希望により、火葬後、一山(イルサン)の納骨堂に安置されたが、これと関連しても無数の噂が出回った。
そんな彼女の残念な死がやっと鎮まるごろ、突然の暴露が飛び出したのだ。「4年間、男と女として愛し合った」、「すべて過ぎ去ったことだから話せる。事実、愛し合っていた。それもある程度確実だ。近く出版される本に、ウンジュと私はレオンとマチルダのような仲だと書いた。愛したが、私は麻薬の前科もあり、年も離れていたので理性を保ちながら交際してきた」
そして、死亡直前、イ・ウンジュが送ってきた携帯メールを公開した。「まだ削除していない文字メールがたくさんある。ただのファンや友情の関係だったなら、そんなに頻繁に連絡を取り合ったり、携帯メールを送ることはなかっただろう。携帯メールが本当に多い。また、ウンジュからもらったたくさんのプレゼントも大事に持っている」
J氏の話を総合してみると、2人は25年の年の差を乗り越え愛し合った芸能人カップルだということだ。J氏はまた、イ・ウンジュと付き合ったことを自分も娘も知っていたと話すほど、ためらいがなかった。
イ・ウンジュのファンはJ氏の話しを鵜呑みすることはできないという反応だが、それでも、全くのでたらめだとも言えない状況に呆れている。イ・ウンジュのもうこの世にいないのだから。
大多数のネチズンは「もし、事実だとしても、故人のために秘密にしておくべきだった」、「彼の無責任な告白は、亡くなったイ・ウンジュの名前を汚す行動だ」、「そんなに話したかったのなら、イ・ウンジュの遺影を前にすべきだった。なぜ、よりによって著書の出版を控えた今なのか」などなど、非難が殺到している。
年の差など、関係ない。世の中には“国境のない”美しい愛はいくらでもある。しかし、真の美しい愛だったのなら、誰にも知れず、一人胸にしまっておくべきだった。人々の前で、「私は誰々と愛し合っていた」などと、公開する理由などないのだ。ましてや、その相手が、疑問の自殺で生を終え、この世にいないとすれば。
J氏は「信じられないのなら、彼女が私に送ってきたメッセージを見てみろ。この外にも、メールはたくさんある」とし、愛し合った証拠まで見せ付けた。真偽はともかく、そんな愛に何の意味があるのだろうか。ネチズンの憤慨と非難はこのような彼の納得のできない態度のためではなかろうか。