「チェ・ ミンシク効果」 『拳が泣く』が米・中で相次ぎ上映へ

 最近『親切なクムジャさん』(朴賛郁(パク・チャヌク)監督、モホフィルム制作)の撮影を終え、ヨーロッパ旅行から戻って来た崔岷植(チェ・ ミンシク)が来月、『拳が泣く』(リュウ・スンワン監督、シモフィルム制作)の中国でのプロモーションツアーを計画している。共演したリュ・スンボムと共に来月15日の中国公開に合わせ、一週間北京と上海を回って舞台あいさつを行う。

 『拳が泣く』は中国全域の約300か所で公開される予定だ。現在、映画の輸入審議を通過し、今月末に中国政府から配給許可権を得れば上映が可能だ。韓国映画が中国でワイド公開されるのは『僕の彼女を紹介します』に次いで2本目。

 投資配給会社ショーイーストのソン・ミンギョン氏は「中国でも7月は映画シーズン。現地の配給会社が『拳が泣く』の公開に自信を示している。中国の大作映画と堂々と争える期待作として評価している。大々的なマーケティングで中国に崔岷植ブームを起こす構え」と語った。

 一方、中国公開に先立ち、『拳が泣く』は米国のニューヨークアジア映画祭を通じて現地で紹介される。『拳が泣く』は来月1日、同映画祭のクロージング作品として上映される。

 今回クロージング作品に選ばれたのは米国で公開され話題となった『オールド・ボーイ』に主演した崔岷植のパワーが大きく作用している。

 前出のソン・ミンギョン氏は「海外の映画祭からラブコールが相次いでいる。5月に行われたカンヌ国際映画祭で国際評者協会賞を受賞後、版権契約のオファーも相次いでいる」と語った。

『スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース