韓国風そば「マックッス」 ソウルで味わう春川の味

 「マックッス(韓国風そば)」といえばまず“春川(チュンチョン)”が思い浮かぶ。中でも3代続いてきた春川の「セムバッ・マックッス」は有名。その味が忘れられず遠くから足を運ぶ人も少なくないほど有名な店だ。

しかし今ではあえて春川まで行かなくても香ばしいごま油の香りたっぷりの「セムバッ・マックッス」を味わうことができるようになった。昨年、ソウル・瑞草(ソチョ)洞本店でその味を再現しているからだ。

その場で打った麺は冷麺に比べ柔らかくはないものの、その喉ごしの良さが食欲をそそる。さっぱりしたヤンニョムジャン(薬味)の後味の良さも魅力だ。このためこの店は本来のマックッスの味を知っており、春川の昔の味を懐かしむマックッス愛好家たちが訪れる店としても有名。




温かいそば湯を飲みながら、マックッスが出てくるのを待つ間、カムジャジョン(ジャガイモをすって焼いたもの)を味わうのも良いだろう。生のジャガイモをすりおろし、焼いたもので、口の中でとけるような味わいだ。脂身と肉が層をなした豚肉のポッサムも食べごたえ満点。エビ、キノコ、肉の串刺し、ズッキーニと魚のジョン(卵をつけて焼いたもの)などの盛り合わせもさっぱりしたマックッスと相性ばっちりだ。

マックッス(5500ウォン)、カムジャジョン(8000ウォン)、ポッサム(1万7000ウォン、2万2000ウォン)、ジョン盛り合わせ(1万7000ウォン)
地下鉄2号線「教大駅」1番出口から江南(カンナム)駅方向に100メートル前進した後、農協の次の道の50メートル先。

(02)585-1702

キム・ヒョンウ記者
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