大家族の姿描く韓国的ドラマ『悲しみよさらば』 11日スタート

 いつからか韓国ドラマが避けるようになった大家族の設定。そんな中、視聴率30%を超えたKBS第2テレビのドラマ『両親前上書』の成功は小さくても意味ある「反乱」だった。その影響のためか11日からスタートする後続ドラマ『悲しみよさらば』もまた大家族のあらゆる日常を描いている。

 さまざまな年齢で構成された三兄弟が主人公。父親を失った後、長男の宿命を担って生きる50代のハン・ソンジェ(カン・ナムギル)、能力はあるが妻の実家に住みながら家族に対する義務と責任から自由になりたい40代の次男、ソンギュ(キム・イル)、大企業をリストラに遭った後、事業を興したが再び失敗して莫大な借金を抱える30代の三男ソンミン(イ・ジョンウォン)が登場する。

 性格や立場の違いで互いに冷淡だった三兄弟はソンミンがピンチに追いやられるとソンジェが協力して特別な兄弟愛を発揮する。ソンミンの息子、ジョンウ(キム・ドンワン)は大学を卒業したばかりの就職浪人。

 そんな彼がファミリーレストランでのトラブルをきっかけに出会ったソヨン(パク・ソニョン)と愛を育む過程もドラマの重要な軸となる。地方の大学を卒業したジョンウは、ソヨンが有名大学の出身であるうえ裕福な家庭に育ったということを知ってからは、「成功したら堂々とプロポーズする」と大口を叩く。

 一方、事業に失敗して離婚したソンミンが若い頃、家の反対で結婚できなかったヨジン(オ・ヨンス)と再び寄りを戻す過程も描かれる。

チェ・スンヒョン記者 vaidale@chosun.com
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