劉承俊(ユ・スンジュン)のドキュメンタリーが結局、放送取り消しになった。
劉承俊のドキュメンタリーが放送されると分かると、待ってましたと言わんばかりに人々は反対し、結局ドキュメンタリーは放送が取り消されたが、劉承俊からしてみれば何事かと思うだろう。
散々断った挙句に収録はしたものの結局放送はされず、非難だけ浴びた。そして兵役逃れの話さえ出れば必ず登場する。突如として兵役逃れを代表する存在にさせられてしまったのだ。
テレビ局や芸能プロの立場からすれば、抜群の能力を持つ人間を使えないのは痛いところだろう。しかし、名誉回復だろうが、カムバックだろうが、今の劉承俊に求めるものが何かあるのか?
空港では入国拒否され、何かにつけてバッシングの対象にさせられる。まだ残された人生は長いはずだが?かえって韓国に行けないその恨みをエミネムのようにギャングスタラップで訴えてみてはどうか?
もし何とか米国の芸能界に入れたらジャニー・ユンのように20~30年後に韓国から番組出演のオファーが一本くらい来るとでも思っているのか?その時には南北も統一されて兵役の問題もまったくなくなっているだろう。
ともかく結婚して米国市民として生きる劉承俊君にカムバックもドキュメンタリーにも出ず、今のまま健全な米国市民として、2008年には米国大統領選挙でしっかり投票でもしてくれたらと思う。
キム・グラ/KBS第2FM『歌謡広場』司会者